唐史話三眛

唐初功臣傳を掲載中、約80人の予定。全掲載後PDFで一覧を作る。
その後隋末・唐初群雄傳に移行するつもりです。

唐朝の皇太子 その9

2018-03-04 09:40:47 | Weblog
蜂起した皇太子は彼だけ 重俊

神龍元年無能な中宗皇帝が復位します。愛妻韋后には実子重潤がいましたが
長安元年に武后によって妹夫妻と共に誅殺されてしまいます。単に不満を口
にしただけですが、武后は赦しませんでした。
そのため復位後、神龍二年七月韋后の子ではない衛王重俊が皇太子となりま
す。これには韋后の実子安楽公主[もう男子はいない]は不満で、義父武三
思や夫崇訓と組んで、事ごとに讒言・迫害をします。
中宗はただ揺れ動き決断できないであいまいな態度を示します。
重俊は不安であり、反武氏系の武将達と結びます。
景龍元年七月重俊は先制攻撃を加え、武三思等を殺害しますが、中宗皇帝を
害するつもりはなく、反って韋后等の指嗾を受けた軍に背かれ敗死します。
睿宗即位後皇太子号を復されます。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 宦官一覧表のアップ | トップ | 唐朝の皇太子 その10 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事