唐史話三眛

唐初功臣傳を掲載中、約80人の予定。全掲載後PDFで一覧を作る。
その後隋末・唐初群雄傳に移行するつもりです。

唐朝の皇太子 その10

2018-03-05 19:58:29 | Weblog
武氏はとことん唐に祟ります

玄宗というと、開元の治とか楊貴妃で有名です。韋后一派を誅殺したり、太平公主一派を
殲滅したりする時には英明ですが。他は女[武惠妃や楊貴妃]や李林甫・楊國忠などの臣
下に惑わされる暗君です。宦官や安禄山といい唐滅亡の原因を作った人物です。
起義を助けた正妻の王皇后には子がなく、開元三年趙妃の生んだ瑛が皇太子となります。
彼は異母弟鄂王・光王たちとも仲がよく、さして問題のない人物でした。
ところが玄宗は武氏一族の武惠妃を寵愛し、その子を立てようとする妃の讒言を信じて
王皇后[極めて評判がよかった]を開元十二年に廃位し、開元二十五年宰相李林甫と組
んで皇太子以下の三人を徒党を組んで謀叛を企てたとして誅殺します。しかし天罰か武
惠妃の生んだ子どもは次々と夭折し、残った壽王[楊貴妃の前夫]は幼すぎました。
そして時を待っている間に武惠妃は頓死してしまいました。
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