唐史話三眛

唐初功臣傳を掲載中、約80人の予定。全掲載後PDFで一覧を作る。
その後隋末・唐初群雄傳に移行するつもりです。

唐宰相一覧[除皇族]136.韋嗣立

2015-08-19 10:55:39 | Weblog
韋嗣立。字は延構。
承慶と異母弟。
母が兄承慶を虐待するのを保護。
進士に合格し、雙流令、萊蕪令に至る。
承慶に代わり鳳閣舍人。
秋官侍郎を経て、長安中に鳳閣侍郎同鳳閣鸞台平章事として相となる。
地方の刺史にひとを得ていないことを提言、自ら檢校汴州刺史を兼ねる。
これにより中央高官達十八人が刺史として赴任する。
まもなく兄承慶が相となり、
嗣立は成均祭酒を本官として検校魏・洺二州刺史として統治する。
承慶に坐し饒州長史に一時貶せられるが。
まもなく太僕少卿,兼掌吏部選事。
神龍二年相州刺史を経へ、承慶卒して黃門侍郎、太府卿修文館大學士。
景龍三年に兵部尚書同中書門下三品として復相。
公主・高官の食邑や皇帝の遊行費用の増大で財政困難が生じたため建言するが無視された。
しかし中宗や韋后[その疎族であった]の親任はあり、
私第への行幸を受け、逍遙公となった。
唐隆初,中書令。
韋后敗滅後、寧王に救われて許州刺史に出る。
睿宗擁立の功績で賜封百戶,汝州刺史に移る。
開元初、國子祭酒・太子賓客経る。
宗楚客に坐して弾劾され貶岳州別駕。
久しくして陳州刺史に移る。
開元中河南道巡察使として廉政
開元七年66歳で卒する。贈兵部尚書,諡曰孝。
子に孚、恆、濟がいる。
[宰相履歴]
①.長安四年正月鳳閣侍郎平章事~3月檢校汴州刺史~10月檢校魏州刺史~12月罷
②.景龍三年3月兵部尚書三品~景雲元年6月罷
③.景雲元年6月中書令~7月罷

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