唐初功臣傳57 韋雲起

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韋雲起
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隋国子祭酒澄の従子。

隋開皇中
明經に合格し符璽直長となった。

仁壽初
起用され通事舍人。

大業初
通事謁者となり「山東貴族が朋黨を形成しているのは問題」だと建言した。
煬帝はそれを取り上げ左丞郎蔚之や司隸別駕郎楚之などが免ぜられた。

契丹が營州を侵したため、雲起に突厥啟民可汗兵を率いさせて討たせた。
契丹男女四萬を捕虜とし女子や畜產の半ばは突厥に与え、男子は皆殺した。

功績により治書御史に昇進した。
「內史侍郎虞世基や御史大夫裴蘊は皇帝を欺き、四方の賊の実情を報告せず、結果として官軍は劣勢となり敗北している。」と弾劾したが、大理卿鄭善果はそれを否定し大理司直に貶した。

煬帝は江都に行幸し、雲起は長安に戻った。

義寧元年
李淵[高祖]が長安を陥すと、歸附して司農卿.封陽城縣公となった。

武德初
上開府儀同三司判農圃監に進んだ。

王世充征討の議に対して、まだ状況が不安定だと制止した。

突厥の入寇に対して、豳寧已北九州兵馬を以って防いだ。

武德四年
司農卿兼西麟州刺史.裴寂謀叛と誣告した。

趙郡王孝恭に代わり夔州刺史となった。

遂州都督として西戎を慰撫し平定した。

益州行台民部尚書から兵部尚書となった。

行臺僕射竇軌の強硬な生獠平定方針に反対して掣肘した。

九年
玄武門の変で皇太子建成等が殺害されると、軌は雲起の弟慶儉や一族が多く建成に仕えていたことを名目に叛徒として雲起を殺した。