昨日は松竹座に籠って来ました。
昼の部と夜の部を通しで観てきました。源平布引滝の通し狂言を観るのは初めて。
竹生島は以前確か、コクーンでのSANEMORIで観たと思う。コタくんが泳いでいた記憶があります。（笑 これね、通しで見るのと見ないのとでは話の流れの理解がほんまに変わるよ。実盛物語だけやと小万がどうした？って感じになるけど、義賢最後がから見ておくとなるほどってなります。が、それでも義賢はなんでこんな小万を信頼するんや？そもそもなんで名前知ってるん？とかね。行綱はあの後どこへ行くんや？とか思うけど。（笑 しかし愛之助さん大奮闘やな。義賢の最期を今回は6列目で見たけど、戸板倒しや仏倒れをこんな前で見たらむっちゃ迫力！松竹座の大きさも南座と同じくらいでいいくらいの大きさやしねえ。そして義太夫も歌舞伎座で聞くのと全然迫力が違う。なんでやろ？？同じ人たちなのよねえ、いつも思うねん、松竹座や南座やと義太夫さんええなあって。不思議や。。。そして、昼の部と夜の部の間に予約してた今井さんのお弁当をピックアップして、眠気覚ましにコーヒーを買ってそこで小銭入れを落としたらしいのやけど、中のお客さんが拾って持って来てくれはってほんまに感謝です、ありがとうございました。で、松竹座に戻ったらもう開場してたので中に入りました。夜の部は3階の角の席にしてみたの。後ろ誰もいないから前のめりし放題やけど、手すりが視界を邪魔するので上手の方は見切れる。でも、花道は完璧に見えたわ。横の席は一番最後よりもう少し前の方が良いかも。夜の部は新版色讀販という演目やけど初めて見ました。お染久松の話やけど、お店の中でのお話でちょっとコメディでした。亀鶴さんが準主役な感じで良かったわ。そして連獅子は虎くんが躍動感があって良かった！心なしか親獅子の動きが少なかった気もするけど。（笑 思ったより良かった。そして、曽根崎心中。嫌いなんです、この話。辛気臭いし徳兵衛は真面目やけど愚鈍な感じでイライラするし、、、そやし、今まで藤十郎さんと鴈治郎はんや扇雀さんと鴈治郎はんで見てるけど、ちゃんと見た記憶がありませんの。文楽でも見たけどそれでも今いち感情移入ができなかったのですが、ですが、このケンケンと壱くんの徳兵衛とお初は素晴らしかった。徳兵衛にイラつくところはもちろんあるし、亀鶴さんの九平次もむっちゃ腹立つけどさ、お初と徳兵衛がラブラブなのよ。もうそこには愛しか見えない！足に頬擦りするところも全然嫌じゃない。今まで見てきた曽根崎心中はなんやったんや。。。。と思いました。これ演出も今までとちゃう感じがしたんやけど、もしかしたらこの二人がライトとか色々新しく演出してはるんかなあ。とにかく終わった後呆然としましたわ。寝てしまうどころか息するのを忘れそうな緊張感あふれる舞台でした。良かった、もうlこの二人以外に曽根崎心中は見たくないです、マジで。もう一回くらい見たいけど来週はお江戸へ行きますので、もう見れないね。まあ、でもきっと近いうちにやると思うので。これを見たら三月の花形も期待しかないのー。同じ近松やし、河庄なんて心中立てやしさ。この二人やし。（笑 元々通うつもりやったので、とりあえず桜3回、松を2回と買ったけど松をまた追加するかも、、、後は5月の歌舞伎鑑賞教室の演目も発表になりましたよ。京人形やって！吉太朗くんやし楽しみねえ、松十郎さんもなんか久しぶりに観る気がするわ。そして、千壽さんは今回の松竹座でも大活躍でした。あ、吉太朗くんも昼と夜で振り幅の大きいお役をやってはって、大活躍やった。最近、上方で歌舞伎色々やってくれはるので、江戸にあんまり行かなくていいようになったらもっと嬉しいわん。来週は歌舞伎座と演舞場でーす。こちらも楽しみです！そう、今回思ったのは亀鶴さんの八右衛門、愛之助さんの忠兵衛、壱くん梅川、千壽さんのおえんの封印切が見たい見たい、見たい！！と思いました。
