新クアトロな日々

小さな隠れ家的美容室クアトロヘアのブログ
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髪のメラニン色素

2009-06-29 19:34:00 | 知ってそうで知らないこと
新しくカテゴリを作りました、その名のとおりわかっていてそうで知らない事や、知っておくと良いことなどを記事にしてゆきます。

第1回目は髪の色

美容室で染められてる方はあまり感じないかもしれませんが、ホームカラーをして見本と全く色が違う!なんて事ありませんか?

それは人それぞれ髪の元色が違うからなんです。

上記画像をご覧下さい。

これはお客様の染めてない髪を同じブリーチ剤で同じ時間染めた結果です。

左はかなり赤く、真ん中はナチュラルブラウン、右はイエローブラウン。
ブリーチですから色味は入っておりません、単に脱色しただけです。
わかりやすく言えば肌の色の違いと同じように、違います。

ヘアカラーとはブリーチ(明度UP)と染色。
画像のように明るくしただけでもこれだけ色が違いますから、仮に黄色ぽくしたくても左は思ったより暗く赤いオレンジになり、真ん中は淡いオレンジ、右は思っていたより明るい黄色になるでしょう。

これが髪のメラニン色素なんです、これを予想して(もしくはカルテを見て)結果望まれるような仕上がりになるように色を作ります。
したがってピンクブラウンを希望されても一切ピンク系の色を使わ無いこともありますし、黄色を希望されているのにマット(緑)を使う事もあります。
ここの判断がカラーする際の美容師の腕の良し悪しでしょう。

そしてこのメラニン色素によってもなかなか明るくなり難い方や、すぐに明るくなる方などもわかれます。
スキンコンシャスカラーやマルチレイヤーカラーはよりお客様のベース(メラニン色素)を上手くコントロールしつつ、希望色により地近く、綺麗で似合う仕上がりとなります。