人生は上々だ

管理人ののんべんだらりとは言いがたい日常を、のんべんだらりと綴るサイト。タイトルは自己暗示。

地中探査 後編

2007-03-20 23:18:06 | Weblog
ほぼ月刊人生は上々だへようこそ。
くぉーつです。
ちょっと仕事の方が
ちょっとどころではなくテンパってたので
更新が遅れてしまいました。



ほんとだよ?



んで早速前回の続き

の前に
警察繋がりでひとつ。


えー、













中学時代の数学の先生が逮捕されました。

http://www.zakzak.co.jp/top/2007_03/t2007030914.html



今まで教師の不祥事を報道で見たときは
「バカな教師だなぁ」
としか思わなかったんですが、
いざ自分の知っている先生が捕まったとなると

こう

何とも言い難い空しい気分になるもんですね。

特に癖のない真面目な先生だったと思ったんですが。



それにしても、何故郵便物……。




気を取り直して続きを。

まだ前回の記事を読んでない方
更新したのに気付いていない方は
先に前回の記事に目を通していただければ話が分かると思われます。


書きなれてないから文章がくどい。



なお、写真は事情により掲載できません。



2月4日(日)②

いよいよ捜査当日。


待ち合わせ場所に到着し
早速挨拶に伺うと、
いきなり8人もの捜査員の方々に囲まれる。


ごめんなさいと言いたくなるのは何故だろう。


捜査員の格好はというと
ドラマに出てくるような青のツナギと編み上げのブーツ。
警察官というのはみな独特の目をしていると感じるのは
気のせいだろうか。


挨拶の際聞いた話によると
捜査員は他にも何名か居り、
分かれて移動し現地で集合するらしい。
何故そんな面倒な事をするのか疑問に思っていると
マスコミ対策とのこと。



……マスコミ対策しなきゃいけないような事件って何だろうなぁ……。


とりあえず調査内容の詳細を聞いてみると

山中の地表面下5m程度のところに埋まっている車の場所を
地中レーダー探査によって特定する。
大体の位置については埋めた人が立会うので分かるとの事。

上司が
「埋めた人って、犯人って事ですか?」
と聞くと

「犯人というか、まあ、詳細については現地で説明させていただきます。」

教えてくれない。
随分ディープな世界に来てしまった気がする。



とりあえず全員集合したので
現地へと移動を開始する。

捜査員の方々は黒のミニバンに乗って移動するのだが
何というか異様な威圧感が漂っている。
一発で覆面パトカーと分かる気がするのは
中身を知っているからだけでは無いと思われる。


現場へ到着。


現場はとある山中の民家の裏山といったところ。
進んでいくと、何故か山の上にも関わらず
クルーザーが何隻も置いてある、
というか明らかに棄ててある。
本命の産廃で間違い無さそうだ。




「俺の妖怪レーダーが反応してる。」
上司が突然何やら言い出した。
鬼太郎になった模様。




早速どの辺りを調査するかという話になり
立会人のおやじさんが登場。

「埋めたとすればこの辺りだとは思うんだけど、
 どうだったかなー。」

「○○が勝手に埋めたなら分からんなぁ。」

どうも要領を得ない。


仕方ないのでとりあえず
通路から向かって右側の平地から調査することにした。






ところで

現場検証の場合撮影のためのテンプレートというか
簡単に内容を記載する看板みたいなものを立てる。


事件名       事件

年月日 平成  年  月  日

場 所

立会人



といった感じのもの(実際は縦書き)だ。


いきなり顔を顰めた上司を不審に思い
そのプレートを覗き込んだ瞬間
今までの経緯の全てを理解した。


そこにはこう書いてあった。
















事件名  殺 人  事件

年月日 平成 19 年 2 月 4 日

場 所 ○○○○○○○○裏山之山林

立会人 ○○ ○○










……………。

大穴ですらなかった…。




なるほど。

そりゃあマスコミも気にするし
事前に内容も教えてくれない筈だ。


要は今から探す車ってのは
当然事件に関連した車なわけで、
ひょっとしなくても
何かが乗っている可能性が高いわけだ。

よくよく周辺を見てみると
何故か目の細かいふるいがいくつも置いてある。

何をふるいに掛けるんだろうなぁ……。





調べる範囲が少々広いので
道路右側の平地を調べる間に
反対側の小山を重機で掘ってみる事になった。


2測線目を調べている最中
反対側から声が上がる。


黒い車が出てきた。



調 査 の 意 味 ね ー



とは言ったものの
まだお目当てのブツとは限らないので
こちら側では引き続き調査を行う。


捜査員の方々は和気藹々と作業を行っており
会話の端々が聞こえてくる。


「ミミズが出てくれば間違いないんだけどなー」


あーーー、きこえなーい。




こちら側の調査が終わる頃
車が引き上げられて全容が明らかとなる。

すると、お目当ての車とは違うらしい。

立会人のおやじさんも
「確かにこれは埋めた覚えがある。
 あともう一台については分からん。」
とのこと。

当初このおやじさんが犯人だと思っていたのだが
どうも違うらしく、
さっき言っていた○○というのが真犯人(?)らしい。


まあ不法投棄の時点で既に犯罪なんだが。




これで当てがなくなってしまったため
今度こそ地中レーダーの本領発揮となる。

縦横に何測線か調査を実施すると
地中に大きな物体の存在が浮かび上がる。

そこを目当てに掘削すると
濃紺のボディを発見。
お!ついに発見か!?


既に調査開始から6時間が経過している。
最初は聞きたくもなかったミミズも
今か今かと待ち望む状況だ。

人間っていい加減なものだなぁ。



鑑識のおねーさんが穴へ入り
車体後ろにあるエンブレムと、車の一部を見ただけで
年式まで判別し、求めるブツと断定。
いやあ、鑑識ってのは凄いなぁ。



徐々に日が落ちていく中
車の全容が明らかになっていく。
車の周りや運転席の土をザカザカ掻き出していくのだが
何故かトランク部分の土だけは誰も手を付けない。

やっぱり、そうなんだろうなぁ……。




日も殆ど落ち、かなり冷え込んできたので
車に上着を取りに行くと
ドドッという音とともに辺りに怒号が響く。

何だ?何があった!?

急いで戻ると、
高さ5m程にまでなっていた壁の一部が
突然崩落した模様。
幸いにも巻き込まれた人は居なかったものの
これ以上穴の中での作業は危険ということで
車を無理矢理上に引っ張り上げて
この日の作業は終了。


基本的に私は霊感なんぞこれっぽっちもないため
祟りなんて信じてはいないのだが
やはりちょっと嫌な気分だ。


結局アレを拝むこともなく
調査の目的は達成したので
これで調査終了、解散と相成った。


えらく疲れが溜まる現場だった。



翌日。

昨日肩が痛いと言っていた上司が
調子が悪いと会社を休んだ。




えと、風邪ですよね?

最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ヒイィィィ!!!!(゜ロ゜ノ)ノ (たね)
2007-04-11 21:28:17
少し前にそんな事件がありましたが
まさか?まさか・・その事件??
でも、ワタクシもうろ覚えなので違うか・・・

なんにしろ恐ろしい!!
返信する