ダレちゃうょ

９月に入っても収まらない連日の猛暑。高齢者世代に入りつつある今体に応える。僕が２０代の頃はクーラーは贅沢品であり、一般家庭は無論、勤めていた運送会社の事務所にも置かれていなかった。猛暑の中、伝票が飛び散ると言う事で扇風機も回さず、首にタオルを巻きながら仕事をしていた。それでも誰一人文句は言わなかった。
先日避難訓練で小学校に行って驚いたのは、職員室だけでなく、教室にも空調が完備されていた。おじさん世代から見ると、少々甘やかせているようにも見えるが、これが時代と言うものだろう。
この暑さ、強いと言われるねこも多少まいっているようで、昨日の午前中和室に入ると、クーが「やっぱり暑いよ。ダレちゃうよ」と言わんばかりに、手足を勝手な方向に伸ばして、薄目を開けて眠っていた。今日も強い日差しが廊下に差し込み始めると、ココは冷房の効いた居間に入り、大欠伸を一つして床に転がった。この後お八つを一口食べて、涼しい部屋でお昼寝をするのだろうか。結構な身分の家ねこ達である。