先月からマイナポイント制度が始まりました。
来年3月31までにクレジットカード等でキャッシュレス決済をすると期間中の累計支払額の1/4を割り引く(割引額の上限は5,000円)というものです。
2016年スタートしたマイナンバーカードの普及率が7月末でまだ18.2%であり、マイナンバーカードの普及促進等を目的に国が2,500億円の税金を注ぎ込んでやる事業です。
この制度を利用するにはマイナンバーカードの取得が条件です。
利用可能な決済サービスにVISA、JCB、JAL、ANAカードといったよく使うクレジットカードは参画していません。
私の持っているカードでは唯一楽天カードが該当しました。
楽天カードは10月末になってやっとPCからの申し込みが可能になりましたので、さっそく手続きをしておきました。
申し込みにはカードリーダーでマイナンバーカードの登録情報を読み取らせますので、類似の操作が必要な電子確定申告をし慣れている人にはそう難しくないかも知れませんが、初めての人には少々敷居の高い作業になることでしょう。
マイナンバーカードが伸びないのは手続きがめっぽう複雑なわりに誰もあまりこのカードにメリットを感じていないからであり、そこのところにメスを入れないでただ単にキャッシュレス決済サービスに紐付けて無理やり普及させようとしても高々半年の期間限定事業ですし期待どおりにゆくかは甚だ疑問です。
マイナポイントを利用することにより国に自分の住所氏名や物品の購買情報等個人の情報が知られてしまうことはないということになっています。
しかし海外ではマイナンバーカードからの個人情報漏洩が実際に頻発しておりアメリカでは制度の見直しが議論されています。
多くの情報がカードに集約されればされるほど漏洩したときの被害も大きいものになります。
所詮人間の作るシステムですからどんなに完璧と思って作っても間違い、不具合い、漏洩等は必ず起きることを前提に制度設計すべきものと考えます。
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