QAZのつれづれ日記

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1800~1900年代のマンドリン合奏楽譜

2015年04月02日 | 音楽

1800~1900年代の作曲家が作曲したギターとマンドリンの合奏譜面が大量に掲載され、フリーダウンロードできる素晴らしいサイト「Biblioteca della chitarra e del mandolino」(ギターとマンドリンの図書館)があります。

イタリアのギタリストVincenzo Pocci氏のサイトで、400人近い作曲家のマンドリンとギター楽譜をよくもこれだけ集めたものと思います。
ギタリストだけあってマンドリンよりギターの楽譜の方が多いですが、それでもマンドリン合奏譜だけを抽出しますと51人の作曲家による71の作品がありました。

作曲家の中にはMunier、Sartori、Amadei、Sarcoli、Falbo、Bottacchiariなど著名なマンドリン作曲家のほかDonizetti、Bellini、Verdiなどイタリアを代表するオペラ作曲家の作品(をマンドリン合奏用に編曲)も見られます。

これほどの作曲家と作品の量を集めたサイトは非常に珍しく驚いています。

楽譜の表紙絵

71のマンドリン合奏譜のパート編成は
・第1マンドリン+第2マンドリン+マンドラ+ギター:24作品
・第1マンドリン+第2マンドリン+ギター:18作品
・マンドリン+マンドラ+ギター:7作品
・マンドリン+ギター:19作品
・その他:3作品
となっています。

中にはセロ、ベース、ピアノ、カスタネット、タンバリン、歌入りの譜面もあります。
作品の多くが小品で弾きやすく、アンサンブルに最適と思います。
曲をプリントアウトしてファイリングすれば素晴らしいマンドリン古典曲集となることでしょう。

Calaceと違ってMunierの譜面はネットにほとんど公開されていませんので、ここに掲載されているMunierの3作品はとても貴重ではないかと思います。

・Reverie (夢想) マンドリン+ギター
・Bolero Andaluso (ボレロ アンダルシア) マンドリン+ギター
・Gemma (宝石) 第1マンドリン+第2マンドリン+マンドラ+ギター 

中でもBolero Andalusoは面白い曲ですので電子合奏させて(実際の演奏ではありません)YouTubeにアップしました。
私専属の‘QAZ電子マンドリンアンサンブル’の出番です。



楽譜作成と演奏はKAWAIのスコアメーカー8Proを使用、ただしマンドリンとギターの音源(サウンドフォント)は、スコアメーカー内蔵のものはProと名乗っている割には音が貧弱で使いものになりませんので別のフォントを外部からスコアメーカーに埋め込みました。

関連ブログ:
マンドリンの父、カルロ・ムニエル(2) (2013.01.09)
マンドリンの父、カルロ・ムニエル(1) (2013.01.03)



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