きょうから３０分延長

　今日から、東京証券取引所等が、これまで午前１１時までだった午前の取引時間をを３０分延長して、午前１１時３０分までとします。
　
　全国の５つの証券取引所が対象（東京、大阪、名古屋、札幌、福岡）で、アジア市場の動向をみながら日本株を取引しやすくなることを目的としているそうです。

　例えば、日本市場は時差の関係から、香港市場とわずかの時間帯しか”同期”することがなく、日本市場は躍進するアジア市場の力を十分に受け入れることができなかったと言われています。

　そこで、今回の日本市場の午前の取引時間延長により、香港と日本の市場が少なくとも１時間は”同期”することが可能となり、隆盛するアジアの力が日本市場に流れ込んでくることが期待できます。

　ある試算によると、この３０分延長で、取引売買高が６％増えるとの見込みもあるなど、市場関係者からは歓迎の声が聞こえるとのことです。

　ギリシア危機を発端とした欧州経済の混迷を受けた世界経済ではありますが、この日本市場の３０分延長を起爆剤に、少しずつ右肩上がりとなっていくことを願う次第です。