１位・鳥取 ２位・佐賀 ３位・島根

　１位鳥取、２位佐賀、３位島根。

　これは、軽自動車の世帯当たり普及台数の順位です。

　１位の鳥取県は１００世帯当たり９７.６台の軽自動車があり、２位の佐賀県は９７.３台、３位の島根県は９６.１台と続いています。４位以降は、長野、山形、福井、新潟、沖縄、山梨、宮崎で、全国平均は４９.９台です。

　逆に、軽自動車の１００世帯当たり保有台数が少ないのは、東京１０.９台、神奈川２０台、大阪２６台などとなっています。

　また、世帯当たりの自動車保有台数を見ても、茨城、愛知、群馬、栃木、福島、富山では一家に２～３台の自動車保有が当たり前で、移動手段としての自動車が重要な存在となっているといえそうです。

　そうした中、自動車を製造するメーカー、販売するディーラー、そして使用するユーザーから、自動車諸税が諸外国に比べて高い、あるいは税体系が複雑、との指摘があり、毎年のように改善を求める声が聞かれます。

　ただし、エコカー減税などで自動車の”エコ度”を上げる取り組みを通して、環境負荷の低い自動車の割合を増やしていく方向性については異論がないといえそうです。

　我が国の基幹産業でもある自動車産業には５３２万人の方が従事しています。お一人おひとりの努力が厳しい国際競争を勝ち抜く原動力となり、我が国の屋台骨を支えています。

　都市部と地方の自動車保有についての違い、あるいは税体系での課題など、あらゆる角度から、我が国の自動車産業について考えてみたい、そのように思います。