紫陽花ころコロ

日々のちょっとしたことをゆる~い感じで綴ってみたり・・・

散歩の季節。

2009-09-24 02:47:19 | 日記
近所をお散歩しようということで、プラチナ通りを通って白金高輪の方へブラブラ歩く。

夜のお散歩で見つけて気になってた『Tenement』というアンティークな喫茶店でランチを取ることにした。

素敵な外観


手前が私の注文した「明太アボガドライス」、奥のは「和風ドライカレー目玉焼きのせ」

サラダ付で800円


写真では伝わりにくいかもしれないが・・・んめちゃめちゃおいしかった
明太とアボガドがこんな風にご飯と合うんだね~。
期待以上のおいしさにご満悦ナわたし

食後は三光坂の方へてくてく
小道を見つけてドキドキしながら奥まで行ってみたり(行き止まりだったりするのだが)、
素敵な建物を見つけて近くまで行って眺めてみたりと、昼の散歩を堪能した。

夜は夜で散歩は楽しいが、昼は思い切ったことが出来るから また別の楽しみがあるんだな。


今が一年で一番散歩が楽しめる季節。

冬が来る前にもっともっと楽しんでおかないと。

ゆるめの旅行。

2009-09-22 23:30:00 | 旅行
シルバーウィーク・・・という聞き慣れない言葉を知ったのはつい最近だが、
私も世間並みに休みが取れたので 一泊だけの小旅行に出掛けてみた

2人での旅行は実に二年ぶり。

近場で疲れない程度の小旅行に選ばれたのは長野県の蓼科。

行っても特にすることも無かったので、二日間テニスを楽しんだ。
テニスは何年ぶりだろう・・・。だいぶ感が鈍ってたな

このペンションに泊まって、


おいしいディナーを頂いた。



朝食の手作りパンもホントにおいしかったー


帰りは渋滞を避けようと、山、山、山・・・の酷いうねうね道をたくさん通った。
私が乗り物酔いしない体質でホントに良かったわ。。。


途中、偶然見つけた「不二洞」という鍾乳洞に立ち寄り、とんでもなく高い所にある「上野スカイブリッジ」(群馬県上野村)というつり橋を見て、名物らしいイノブタ丼を食べた。




行きは高速道路で少しだけ渋滞に巻き込まれたけど、帰りは山越えのお陰でスムーズに帰れた。


こんな感じで、ゆる~い旅行もたまにはいいわねん


旅の途中。

2009-09-07 23:30:00 | 日記
太宰治生誕100年記念公演「津軽」を観に、青森県五所川原市金木町に行ってきた。
兄が、出てるので。

津軽鉄道芦野公園駅特設会場で本物の線路&電車を使っての舞台セット。
全国一位の実力を持つ一輪車クラブの出演。
主演は村田雄浩さんと川上麻衣子さん。
演出は弘前劇場の長谷川孝治さん。
県が主催ということで最初は期待してなかったけど、具体的な話を聞くにつれ私の期待は膨らんでいった。
出発の数日前に購入した文庫「津軽」を二日間で流し読みし、心身ともに準備万端。
公演初日の9月2日、いざ芦野公園へ-。



整理番号1番をゲットし、いよいよ会場の中へ。
目の前に広がる屋外のセットに目が釘付けで、開演までの間 隅から隅まで飽きずに眺めてた。
開演時間の18時。まだ明るい中、舞台奥の右側から電車が来て止まり、役者が次々と降りてきた。
いきなり最初に電車を使うと思わなかったので、ちょっと圧倒されたまま物語は始まった。



そのまま物語へ吸い込まれていき、いつしか辺りは夜の闇に支配されていた。
セット手前に小さな電車が時折動いていて、暗闇の中、その電車の窓の明かりが水に映っているのがとても綺麗だった。

休憩中、太宰の好きなものを詰めたというサプライズのお弁当!
ちょっと冷えていた私はおいしいお弁当で身体を暖められた。



舞台は期待以上に素敵なものを観せてくれた。
途中何度も心に響いて目が潤んだ。
後から兄に「故郷から東京に出てるから、人一倍感じるものがあるんじゃないか」と言われたが、そのとおりだと思う。

『故郷はあるものではなく発見するものだ』

ああ、そうなんだなぁ・・・・・・。
私の故郷とはまだまだ浅いものだと実感した。
太宰は「津軽」を書くことでそれを“発見”した。
私がしっかりと“発見”出来るのは、いつのことだろう・・・。

『私は虚飾を行わなかった。読者をだましはしなかった。さらば読者よ、命あらばまた他日。元気で行こう。絶望するな。では、失敬。』

と、原作通りの言葉でこの舞台は幕を下ろす。
かっこいいなぁ。
私もこんな風に言ってみたい。


太宰役の村田さんが終盤で「探しものは見つかりましたか?」と問いかけてきたとき、私はドキッとした。

・・・まだまだ、探す旅の途中でございます。