紫陽花ころコロ

日々のちょっとしたことをゆる~い感じで綴ってみたり・・・

まだ旅の途中?

2010-12-06 01:18:26 | 日記
あっという間に世は師走・・・。
色んなことがありすぎてなかなかパソコンに向かう気力が出てこない。
一日一日をやっとこクリアして生きてるって感じな今日この頃。
忙しいのはいいことだけど、忙しさにかまけて大切なものを見落としているような気がしてならない。
来年はもう少し心のゆとりを持てる年にしたいと思う。



それはそうと。

昨年の9月に青森県で上演された演劇『津軽』が、11月の26、27日に東京で再演された。
「再演」と言っても、オーディションし直し新たなキャストを迎えての作品だった。
・・・そして私は見事にそれに落選し、晴れて兄の出演する舞台を観劇できる幸運に見舞われたわけで
ある(笑)



主演は前回と同じく村田雄浩さんと川上麻衣子さん。
演出はもちろん弘前劇場の長谷川孝治さん。
前回と全く同じ台本で、全然違う舞台となっていた。
どうしても前回と比較してしまうのだが、シーンによって今回の方が良かったり 
前回の方が好きだったり・・・単純には全体を比べられない気がした。

今回の休憩中に出た軽食は

こんな感じ。紙パックのお茶付き。
休憩はスペース・ゼロのロビー内がピクニックのようになっていて、とても東京の劇場とは思えなかった。(青森の特産品も売ってたしね)
なんだかお祭りのようで楽しかった。

マチネとソワレを観て、兄の計らいで打ち上げにも参加させていただいた。
打ち上げでは東京の言葉と青森の言葉とが入り乱れていた。圧倒的に青森の人数が多い中で、
私も自然と青森の言葉を発していた。
普段は東京では恥ずかしくて口にしない私なのに、誇らしげにみんなとしゃべりあっていた。

劇中に
「津軽弁は恥ずかしい言葉なのか?津軽弁を話している津軽の人たちは恥ずかしがらなきゃいけないのか?」(みたいな感じ)というセリフがある。
このセリフを聞くたびに私は胸が痛む。
故郷を人一倍愛しているような気持でいながら、実は誇れないでいる自分がいる。
この辺に私が故郷としっかり向き合えないでいる問題があるんだと思う。

また今回も「探し物は見つかりましたか?」と言う問いに、素直にうなずけない自分がいた。

私の旅は、一体いつ終わるのだろう・・・。