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日本がもっと豊かな国にならないか、と思ってい、気がついた事をコメントします。ご意見、異論、反論も募集中です。

製造業も建設業も雇用減  -対前年比 48万人減

2010-10-03 20:47:22 | 日記
10月1日 総務省労働力調査で8月の速報値が発表されている。

(主な産業別就業者数及び1年間の増減数)
・製造業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1031万人と,18万人減少
・建設業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 496万人と,30万人減少
・サービス業(他に分類されないもの)・・・・・ 453万人と,22万人減少
・卸売業,小売業・・・・・・・・・・ 1040万人と,8万人減少

・医療,福祉・・・・・・・・・・ 654万人と,23万人増加
・宿泊業,飲食サービス業・・・・・・・・・・400万人と,8万人増加

となり、製造業、建設業ともに就労者数を減らしている。 これらの業界は、基本的に
労働集約的な産業であり、真面目に働く日本人の雇用を吸収してきた分野だ。 

特に製造業は、1990年には、1570万人の雇用吸収力があったが、この20年で、540万人(34%)もの雇用機会が喪失していることになる。これは一つの産業が消し飛んだ程のインパクトがある。

雇用効果のある代替産業を創出できるのか、または、従来型(自動車、電機機器)の分野ではない、新しいカテゴリーの分野の製造を始められるのか、が課題であろう。

この問題を解決しないで、補正予算で税金のばら撒きをしても、借金のみを増やすだけで、
恒常的な雇用増は、期待できない。

政府もそろそろ、国民にそのことを真剣に説明するべきだ。


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