1973年
こちらはバレーボールから野球選手に転向という前代未聞の異色選手。岩手県大船渡高時代、六人制バレーボールで活躍して注目されたが、バレー界には入らず、そのまま市場に就職した。だから高校時代は硬いボールの野球は知らず、ゴムマリの軟式野球だけ。昨年九月ヤクルトのテストに見事パス、大きさ67㌢のバレーボールから23㌢の小さい白球に取り組むわけ。いま連日プロ一年生としてトレーニングに励んでいる。「プロ野球の選手になれるなんて夢にも思わなかったな。その意味でガツガツやるのはいや。のんびり、自分の力をためしてみたい」佐々木君のプロ野球第一印象だ。この点は野球一筋できた選手と全くタイプの違うところだろう。学校卒業後、数社からの入社要請をことわり、威勢のいい魚市場で働いてきた変わり種。酒、タバコはのまず、読書、音楽鑑賞もなし。趣味はパチンコだそうだ。「東京見物がしたくて上京した」といい、持ち前のストレートが三原監督の目にとまった。「人材難の球界に素材を投入したい」(三原監督)と評価している。「バレーボールと野球の共通点はある。胸の張り、手首のスナップ、それと腕の振り。役立たしたい」佐々木君はただいま懸命の修行中。180㌢、72㌔のすらりとしたバレーボールタイプ。果たして球界人になれるかどうか。しっかりと声援してやりたい。
こちらはバレーボールから野球選手に転向という前代未聞の異色選手。岩手県大船渡高時代、六人制バレーボールで活躍して注目されたが、バレー界には入らず、そのまま市場に就職した。だから高校時代は硬いボールの野球は知らず、ゴムマリの軟式野球だけ。昨年九月ヤクルトのテストに見事パス、大きさ67㌢のバレーボールから23㌢の小さい白球に取り組むわけ。いま連日プロ一年生としてトレーニングに励んでいる。「プロ野球の選手になれるなんて夢にも思わなかったな。その意味でガツガツやるのはいや。のんびり、自分の力をためしてみたい」佐々木君のプロ野球第一印象だ。この点は野球一筋できた選手と全くタイプの違うところだろう。学校卒業後、数社からの入社要請をことわり、威勢のいい魚市場で働いてきた変わり種。酒、タバコはのまず、読書、音楽鑑賞もなし。趣味はパチンコだそうだ。「東京見物がしたくて上京した」といい、持ち前のストレートが三原監督の目にとまった。「人材難の球界に素材を投入したい」(三原監督)と評価している。「バレーボールと野球の共通点はある。胸の張り、手首のスナップ、それと腕の振り。役立たしたい」佐々木君はただいま懸命の修行中。180㌢、72㌔のすらりとしたバレーボールタイプ。果たして球界人になれるかどうか。しっかりと声援してやりたい。
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