プロ野球 OB投手資料ブログ

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中田宗男

2023-12-23 16:45:02 | 日記
1978年
中日からドラフト外で獲得交渉を進めていた首都大学リーグのエース、日体大中田宗男投手(22)=1㍍78、73㌔、右投げ右打ち=の入団が三十日決まった。


中田投手は大阪府和泉市出身で、上宮高時代の二年生から投手、日体大では四年間で24勝9敗、防御率も1点台で首都の星と騒がれていた。東海大の原、津末といったスラッガーを手玉にとる小気味よいシュートと素質にほれ込み、服部スカウトが、日体大上平監督、本人にアタック、交渉を続けていた。この日午後二時から大阪・梅田の「ホテル阪神」内の料理店に本人と上平監督、父宗七郎さん、母綾子さんを招き、服部スカウトが約二時間半にわたって話し合った結果、中日側の提示した契約金一千八百万円、年棒二百二十万円を快諾、中日入りが決まった。学生服姿の中田は、話が決まってさわやかな笑顔。「プロへ入るなら中日か阪神と思っていた。好きな球団でうれしい。あせらずに一から勉強したいと思うが、早く一軍で投げたい。目標は強気なところが大好きな星野仙さんです」とキッパリ言い切った。服部スカウトも「切れのいいシュートはプロでも十分いける。早ければ来シーズンからでも一軍で投げられる」と目を細めていた。なお、一日午後、球団事務所で契約し正式発表される。

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