1968年
プロ入り五年目、昨年までは戦力にならなかった小野坂投手が今季貴重な左戦力として重用されている。開幕の西鉄戦にショート・リリーフで登板した小野坂は九日の南海戦で田辺を継いで三回二死一、三塁で救援、俊足広瀬を見事なケン制で一塁に刺し、六回鈴木の救援を仰ぐまで失点0で無難に投げ切った。話題はそればかりではない。三回は口火の左前打で先制のフォームを踏み、五回にも二点目の足場を築く右前打。投打にわたる働きは、この試合の陰のヒーローといってもよかった。「監督さんが実にうまく使ってくれるので自信がつきました」小野坂の昨年の防御率はなんと三十六。整理寸前だった投手をこれほどまでに働かせるのだから、三原監督はやはり魔術師といえるだろう。
プロ入り五年目、昨年までは戦力にならなかった小野坂投手が今季貴重な左戦力として重用されている。開幕の西鉄戦にショート・リリーフで登板した小野坂は九日の南海戦で田辺を継いで三回二死一、三塁で救援、俊足広瀬を見事なケン制で一塁に刺し、六回鈴木の救援を仰ぐまで失点0で無難に投げ切った。話題はそればかりではない。三回は口火の左前打で先制のフォームを踏み、五回にも二点目の足場を築く右前打。投打にわたる働きは、この試合の陰のヒーローといってもよかった。「監督さんが実にうまく使ってくれるので自信がつきました」小野坂の昨年の防御率はなんと三十六。整理寸前だった投手をこれほどまでに働かせるのだから、三原監督はやはり魔術師といえるだろう。
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