プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

佐藤玖光・阪口忠昭

2017-01-24 21:31:51 | 日記
1971年

三輪が左ヒザ負傷、河原は二軍落ちと、西鉄は主力投手を欠いて、ただでさえ苦しい台所はこのところの火の車。そういった中で起用された佐藤、阪口という二年目の新鋭投手が第一試合で好投。沈滞ムードの中に光明をもたらした。佐藤は7試合目の登板だったが、この日がプロ入り初の先発。三回まで好調に三人ずつで片づけたが、四回、3安打を浴びて2点を取られ降板。この日、球場入りしてから先発をいわれたという佐藤は「何回でも行けるところまで行けといわれた。三回まではカーブと落ちるシュートがよく決まったが、四回、有藤に内野安打されて力んでしまった」貴重な左腕投手だけにこれからも登板の機会はふえるだろう。「カーブなら絶対ストライクを取る自信がある。与えられたチャンスは何とか生かしたいですね」といっていた。この佐藤を救援したのが阪口。佐藤は一軍入りして一か月以上になるが、阪口は今月上旬の東京遠征のときファームから引き上げられたばかり。登板数もこの日で5試合目。4イニング投げたのは初めてのことだった。六回、バックのエラーがからんで2点を取られたが、自責点はゼロ。「打たれたのはど真ん中にはいったタマでどうも真っすぐのコントロールがよくない」といいながら「きょうのようなピッチングなら自分でも納得がいきました」181㌢81㌔という長身投手の阪口だが「ぶっつけるのがこわくてシュートを投げるのにびびってしまう」というところを見ると、気が強い方でもなさそうだ。ウエスタンリーグで4勝1敗の好成績をあげたのが認められて一軍入りしたが「やはり一軍で投げるのは楽しい。しかし一発があるだけに恐ろしい気もします」これからの課題を「下半身を鍛えることと、ストレートのコントロールをつけること」というが、将来が楽しみな本格派投手である。

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