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プロ野球 OB投手資料ブログ

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石垣一夫

2016-10-05 19:45:37 | 日記
1957年

「キッカケさえつかめばすぐに立直ってみせる。それには経験の豊富なベテランの力に頼る」といって南村、平井を起用した水原監督の起死回生策も頼みの藤田が打ちこまれてはどうしようもなかった。先制の左翼本塁打をふくむ4安打の石垣、勝ち越しのホーマーなど3安打を放った三宅の当りは文句なしにすさまじかった。試合後うす暗くなった三塁側ベンチ前で報道陣に引っぱりだされた二人は「俺の打ったのはカーブだった。四打席で四安打を打てたのはまぐれだよ。ボールはよく見えたが・・・」と阪神でも一番黒いという日焼けした顔をほころばせながら石垣が三宅に選手を求めれば「お互いに巨人相手だとファイトがわくな。ボクがホームランは内角のストレートだった。バットがよく振れていたでしょう」と力強くにぎり返した。「石垣は今年になってめっきりリードがうまくなった」と徳網コーチが折紙を付ける石垣。八回藤尾の打った三塁ベース寄りの難しいゴロを横っとびに飛び込んでつかまえた三宅二人とも阪神のバック・ボーンとなる選手だ。「二人ともいい選手だ。きょうは二人で勝てたようなものだ」とめったに人をホメない藤村監督もきょうだけは大変なほれ込み方であった。

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