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半沢士郎

2016-12-17 12:47:27 | 日記
1964年

金田二世とか金のタマゴともてはやされ、若手の人気者にのしあがった半沢にも悩みはあった。眠れない夜がつづいたのは三週間ほど前の広島遠征のときだった。期待されたわりに勝ち星がのびず、たったの2勝。しかも原因不明のゲリに悩まされた。ホオがげっそりとこけ、体重が80㌔を割った。「あのときは本当につらかったな・・・。投げるとき、腕はちぢんじゃうし、からだがだるくて腰の回転がスムーズにいかなかった」こんな半沢にラッキーだったのはジュニア・オールスターが終って、二十三日の休養日を芦屋の宿舎竹園で一日たっぷり寝て暮したことだった。「最初のうちあまり調子よくなかったのは寝すぎて、からだがシャンとしなかったことと相手が村山さんで必要以上に力がはいってしまったためだ」六月十三日の対阪神十二回戦(甲子園)で村山と投げ合って負けたことが、いまでも心にひっかかっているそうだ。「村山さんに勝ったことが一番うれしい。小さいころからの夢だったものな。後半汗をたっぷりかいたので、思いどおりのピッチングができたのもよかった」たったの五安打におさえ、初の完封勝ちをマークした半沢は、その喜びをからだ全体であらわした。十一文半という大きな足がリズムをつけておどる。顔は笑いでいっぱいだった。「はじめての完投だったけど、しんどいだろう?」という報道陣の質問にはニヤリと笑って答えた。「全然疲れませんね。だってぼくはまだ若いんです」百七十二球も投げつづけたことをあっさりかたづける。まだ十九歳になったばかり。1㍍86、86㌔、超大型投手が自慢するのは若いということだった。

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