1971年
先ごろのトレード会議で巨人移籍が決まった大洋の鏑木悦純投手(27)。昨年の第一回会議で阪神から大洋入りしており、二年連続の渡り鳥ということになる。来年はプロ入り十年目だが、阪神時代も公式戦にわずか6試合に登板しただけで、勝敗に無関係。心機一転を期した大洋での一年間も、イースタン戦ですら登板のチャンスがなかった。今度の巨人移籍も、戦力としてではなく「打撃練習用投手として」という見方が強いが、本人は一年間に同じケースで巨人入りしながら、埋もれた素質を見出された阿部の例もあるので「一生懸命やれば、一度ぐらいチャンスがもらえるかも・・・」と、巨人への移籍にいちるの望みを託している。一粒種の達也ちゃん(一つ)を抱いて「一度でいいから、パパが一軍のマウンドを踏む姿を見たい」と語る伝夫人の願いをかなえてやるためにも、鏑木はがんばらねばなるまい。
先ごろのトレード会議で巨人移籍が決まった大洋の鏑木悦純投手(27)。昨年の第一回会議で阪神から大洋入りしており、二年連続の渡り鳥ということになる。来年はプロ入り十年目だが、阪神時代も公式戦にわずか6試合に登板しただけで、勝敗に無関係。心機一転を期した大洋での一年間も、イースタン戦ですら登板のチャンスがなかった。今度の巨人移籍も、戦力としてではなく「打撃練習用投手として」という見方が強いが、本人は一年間に同じケースで巨人入りしながら、埋もれた素質を見出された阿部の例もあるので「一生懸命やれば、一度ぐらいチャンスがもらえるかも・・・」と、巨人への移籍にいちるの望みを託している。一粒種の達也ちゃん(一つ)を抱いて「一度でいいから、パパが一軍のマウンドを踏む姿を見たい」と語る伝夫人の願いをかなえてやるためにも、鏑木はがんばらねばなるまい。
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