1961年
南海、巨人、広島の三球団、ノンプロ東洋レーヨン、大日本製薬から勧誘を受けていた左の本格派投手、七森由康=身長1㍍80、体重75㌔、左投左打、大阪西商高=はかねてからプロ入りを表明していたが、このほど巨人入りが確実となった。七森投手は今夏の高校野球選手権大会大阪府予選の三回戦で市岡高に1-0で敗れたが、市岡を1安打に押え、大阪府下でもPL学園堀川、市岡高加納、吹田高西川投手らとともにプロ球界から目をつけられ、早くから南海松本、巨人伊藤両スカウトが話を進めていた。同投手はさる八月九日大阪球場で鶴岡監督と話し合い、入団をすすめられていたが、その数日後には甲子園球場で巨人軍の幹部とも話し合い「条件的に有利な方を選ぶ」という希望で巨人入りがはっきりした。一時は父親一郎さんが広島県出身であることから、広島入りの可能性もあったが、南海、広島は条件的に折り合わず、巨人入りとなった。なお阪急ブレーブス足立投手は七森投手の先輩にあたる。
父親一郎氏の話 南海、巨人、広島とは正式に話がありました。親子二人っきりの生活ですし、その上、私が病気ですので息子に気がねなく野球をできるようにしてやりたいと思っています。二十五日の夜伊藤さんからはじめて条件が出されましたが、不満な点もあり、もう一度三十日に会うことになっています。南海との話が打ち切られたとしたら巨人に決めます。先生の方を通じての広島は正式におことわりしました。
七森投手の話 優勝可能なチームが第一の希望でした。条件のことは父親にまかせています。
南海、巨人、広島の三球団、ノンプロ東洋レーヨン、大日本製薬から勧誘を受けていた左の本格派投手、七森由康=身長1㍍80、体重75㌔、左投左打、大阪西商高=はかねてからプロ入りを表明していたが、このほど巨人入りが確実となった。七森投手は今夏の高校野球選手権大会大阪府予選の三回戦で市岡高に1-0で敗れたが、市岡を1安打に押え、大阪府下でもPL学園堀川、市岡高加納、吹田高西川投手らとともにプロ球界から目をつけられ、早くから南海松本、巨人伊藤両スカウトが話を進めていた。同投手はさる八月九日大阪球場で鶴岡監督と話し合い、入団をすすめられていたが、その数日後には甲子園球場で巨人軍の幹部とも話し合い「条件的に有利な方を選ぶ」という希望で巨人入りがはっきりした。一時は父親一郎さんが広島県出身であることから、広島入りの可能性もあったが、南海、広島は条件的に折り合わず、巨人入りとなった。なお阪急ブレーブス足立投手は七森投手の先輩にあたる。
父親一郎氏の話 南海、巨人、広島とは正式に話がありました。親子二人っきりの生活ですし、その上、私が病気ですので息子に気がねなく野球をできるようにしてやりたいと思っています。二十五日の夜伊藤さんからはじめて条件が出されましたが、不満な点もあり、もう一度三十日に会うことになっています。南海との話が打ち切られたとしたら巨人に決めます。先生の方を通じての広島は正式におことわりしました。
七森投手の話 優勝可能なチームが第一の希望でした。条件のことは父親にまかせています。
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