<1977年8月31日・巨人ー大洋22回戦「後楽園」で先発し、王に世界タイの755号本塁打を打たれた三浦道男投手の
ドキュメントです。
先発・三浦・・・2回3分の1・・・被安打3・・・・1三振・・・・3四球・・・・自責点3
・8月31日、1回巨人は土井がヒットで出る、三浦はそのとき大歓声で血の気が引く思いだったという。王が打席に入る、1,2球
カーブがボールになった。スタンドからは激しいブーイングだ。3球目がストライク、これで、いく分楽になった、だが4球目のシュートは、
ボールになり、1-3.三浦の頭にあったのは「四球だけはダメだ、外角低めにカーブを決めなければ」だったという。別当監督からも、
「これほどの大打者なんだ。打たれて元々の気持ちで思い切って勝負しろ!」の指示もある。運命の球を投げた瞬間、三浦は
「思ったところに投げられた」と思ったという。だが次の瞬間、王のバットは1回転、快音を残した。「瞬間、あっ、やられたとおもった。とっさに、うしろを振り向くとボールは高くライトへあがっていた、入るな!と祈るより、もうダメだと思った・・・」試合途中で降板、ロッカーに引き上げてきた三浦は待ち受ける報道陣に苦笑い「こんなに記者のみなさんから囲まれたのはホラ、昨年、王さんを三振にとって初勝利をあげた時以来。でも、きょうの方が倍ぐらい多いや」とテレ笑い。最後に三浦は「王さんはやっぱり偉大すぎますよ。ボクなんかが抑えられたら不思議なくらいです。王さんに対しては、やっぱり、おめでとうございますと言いたい」悔しいことは悔しい、だが打たれて
スッキリした表情は、やはり堂々と勝負をした自信だろう。
ドキュメントです。
先発・三浦・・・2回3分の1・・・被安打3・・・・1三振・・・・3四球・・・・自責点3
・8月31日、1回巨人は土井がヒットで出る、三浦はそのとき大歓声で血の気が引く思いだったという。王が打席に入る、1,2球
カーブがボールになった。スタンドからは激しいブーイングだ。3球目がストライク、これで、いく分楽になった、だが4球目のシュートは、
ボールになり、1-3.三浦の頭にあったのは「四球だけはダメだ、外角低めにカーブを決めなければ」だったという。別当監督からも、
「これほどの大打者なんだ。打たれて元々の気持ちで思い切って勝負しろ!」の指示もある。運命の球を投げた瞬間、三浦は
「思ったところに投げられた」と思ったという。だが次の瞬間、王のバットは1回転、快音を残した。「瞬間、あっ、やられたとおもった。とっさに、うしろを振り向くとボールは高くライトへあがっていた、入るな!と祈るより、もうダメだと思った・・・」試合途中で降板、ロッカーに引き上げてきた三浦は待ち受ける報道陣に苦笑い「こんなに記者のみなさんから囲まれたのはホラ、昨年、王さんを三振にとって初勝利をあげた時以来。でも、きょうの方が倍ぐらい多いや」とテレ笑い。最後に三浦は「王さんはやっぱり偉大すぎますよ。ボクなんかが抑えられたら不思議なくらいです。王さんに対しては、やっぱり、おめでとうございますと言いたい」悔しいことは悔しい、だが打たれて
スッキリした表情は、やはり堂々と勝負をした自信だろう。