乳がんになって… だけど私は元気です。

2003年9月、乳がんの診断。手術、化学療法、ホルモン療法…
2015年4月、再発&甲状腺がんと診断されました。

静岡がんセンター公開講座「がんを上手に治すために」第6回

2007-02-19 15:55:06 | 病気のこと

今日は 晴れたり曇ったり…
だんだんと どんよりとしてきました…

昨日、センターの公開講座に 参加してきました
「がん緩和医療の現状」と「がんよろず相談の実際」

緩和ケアで大事なのは、
『患者さんだけでなく その家族もケアの対象であること。
病気が進行してからではなく、病気の早期の段階から
必要に応じて利用されるべき医療ケアであること。
「からだ」だけではなく「こころ」や、さまざま「つらさ」に対して、
多角的・総合的にアプローチし、「その人らしく生活していくこと」を
援助していく医療ケアであること。』なのだそうです
例えば、痛みを取りきれない場合の薬剤治療。
痛みを緩和する 放射線などの治療。
負担がかからないような生活動作の練習のためのリハビリテーション。
カウンセラー、精神腫瘍科など「こころの専門家」に相談すること。
仕事上・経済上の不安も「痛み」の一部と考え、
ソーシャルワーカーなどに相談すること。
がんセンターでは、多職種のチームにより、総合的・多面的に
アプローチサポートを されているそうです
精神腫瘍科、お世話になっていますね~
緩和ケアを上手に受けるためのキーワードは、
「十分に説明を受け 理解したうえでの同意」
=「インフォームド・コンセント」と、治る見込みがなく
死期が迫ったときに、自分らしく安らかに 自然な死をとげられるように、
自発的意思で明示した「生前の遺言書」=「リビング・ウィル」なのだそうです。
なんだか、あまり考えたくないですが、
人それぞれ、大切にしたいことや 思いは、異なりますものね…

そして 後半は、いつもお世話になっている「よろず相談」高田さんの お話。
「相談する」ということの大切さや、どんな風に相談したらいいのか…
について、とてもわかりやすく お話してくださいました
「相談する」という主体的行動は、「問題を解決したい」
「事態を良い方向へ向けたい」という「前向きな意思の表れ」なのだそうです。
「相談する相手」は、家族や友人など「身近な人」と、「専門の相談員さん」
と、大きく二つに分けられ、相談することによって、困難な問題を乗り越える
きっかけや パワーを早く得られ「苦痛を長引かせない」対処方法となるそうです。
病気になることで、いろいろな生活上の困難さが生じます。
相談の専門家は、もつれ合った糸を ほぐすように整理し、「問題は何か」を
的確に指摘してくれるので、遠慮せずに 相談してみるのがいいと思います。
高田さんの所属されている「よろず相談」で大切にされていることは、
相談者自身の「力を信じる」ことなのだそうです
病気になる以前に、誰もが、これまで生きてきた経験や
その中で培った知恵や人間関係などが あるわけで…
これまでに起きた困難な状況を どうやって乗り越えてきたのか、
誰がサポートしてくれたのか、などを振り返ることも大切なのだそうです。
病気になり、今までを振り返ることは、
「自分自身を知る」機会にもなるそうです。
今 目の前にあることは、どうすれば乗り越えられそうなのか…
よろず相談では、相談者自身が「気づく」ためのサポートを
してくださっているそうです。
そして、相談することによって得られる効能というものは
「心理的なサポートが得られる」「正しい情報が得られる」
「関係の改善や調整を支援してくれる」
「自分なりの対処方法を見直し、解決に役立てる きっかけが得られる」
「ソーシャルサポートネットワークを強化できる」などだそうです。
辛い気持ちを話すことで、聴いてもらうことで、心が軽くなったりしますよね。
また、氾濫している情報の中から 偏った情報に振り回されてしまったり、
人間関係で うまくいかなくなったり…
1人で 不安や悩みを抱え、悶々とした日々を過ごす…
話すことによって「気づける」ことって、少なくないと思います。
それから、1人暮らしなどで 不安な場合にも、医療機関や市町村などの
サポート体制が確認できれば、安心できますよね
不安な気持ち、思いは、溜め込まずに 相談してみることが大切だと
改めて感じた 講座でした。
「よろず相談」これからも きっと お世話になることでしょう。
高田さん、おつかれさまでした。これからも、どうぞよろしくお願いします

今日の写真は 従妹撮影の梅です☆
かわいらしいピンクですね


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6 コメント

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お久しぶり~♪ (ナイルの風)
2007-02-19 18:28:50
pumitaさん お久しぶりです♪

体調崩していました。ようやく、PC開けるようになって、嬉しいです☆

1/28の従妹さんが一目惚れした薔薇とっても、綺麗ですね! 私も一目惚れしちゃった♪
ブログの素敵なお花や、かわいいお人形、きれいな富士山、元気いっぱい頂いてます。ありがとう☆
貴重なお話、楽しいお話、ゆっくり読ませてもらいますね^^w
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ナイルの風さん、いらっしゃいませ♪ (pumita)
2007-02-19 18:37:13
ナイルの風さん、こんばんは
いらしてくださって、嬉しいです☆
ありがとうございます

体調を崩されていたとのこと、大丈夫でしょうか??
あまり無理されませんように
ゆっくり、ぼちぼち行きましょうね!!

いつも優しく あたたかな風を、ありがとうございます
ナイルの風さんの優しい気持ち、たくさんたくさん
受け止めています☆
いつも いつも、ありがとうございます

暖かくなったり、寒くなったりの毎日ですので、
どうぞ、お身体ご自愛くださいね☆
返信する
緩和ケア、まだまだこれからの課題ですね (右京)
2007-02-19 19:35:26
以前はがんというと患者自身にはひたすら隠し、
家族が嘘をつくのが当たり前の時代でした。
それが、告知という形で患者にも家族にも
本当の病状や、今後の展開が説明されるようになりました。
でも、多面的に見るとまだまだだな~という気がします。
必死でがんばっているお医者様や病院もある反面、
形ばかりの標準治療で工場のベルトコンベアに載せるごとく
患者を扱う病院、医師もある。

患者は一人一人違います。
その一人一人の思いを受け止めてくれる医師や病院が
増えてくれることを願います^^
返信する
右京さん、こんばんは☆ (pumita)
2007-02-19 19:50:09
右京さん、コメントありがとうございます

おっしゃるとおり、医療機関によって 格差のないように
心のケアも、もっと もっと充実すると いいですよね☆

緩和ケア、保険加算が認められ、多くの病院で広がりつつ合う
ということでしたが…
現実は やはり厳しいのでしょうね…

身体と心は 切り離せません。
身体も心も しっかりサポートしてほしいと願います
返信する
心のサポート (ミエル)
2007-02-20 12:17:36
プミちゃん、お疲れ様でした。
プミちゃんが頑張って勉強してきて、
ここでこうして多くの皆さんに伝えているということ。
これはプミちゃんの素晴らしい役割なんだなーと、
改めて思いました。
伝えてくれてありがとう☆

>相談することによって、困難な問題を乗り越える きっかけや
>パワーを早く得られ「苦痛を長引かせない」対処方法となるそうです。

 苦痛を長引かせないってほんとうに重要な事だと思います。
 私もこの病気をしてから、”人を頼る”ことが出来るようになりました。
 『辛いんです』と打ち明ける事で、解決への道が開かれ、
 短い時間で辿り着け、長く悩む事はありませんでしたもの。
 一番良くないのは”1人で悶々とすること”だと知りました。
 誰かに相談したり行動に移すことが大事なんですよね。

今日あたり主治医殿の診察かな?
ふぁ・い・とー☆☆
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ミエルさん、ありがとうございます☆ (pumita)
2007-02-20 13:01:17
ミエルさん、こんにちは
コメントありがとうございます☆

いつも、寄り添ってくれるミエルさん、
ミエルさんの優しさ、たくさん感じています
ミエルさん、いつもありがとうございます☆

なんだか今回は、長くなってしまいました
心というものは、目に見えないから、余計に取り扱いが
難しいですよね☆
いつでも、光を当て 風通しよくしたいものですね

誰かに聴いてもらうこと、聴いてくれる誰かがいることって、
ほんと、力になりますよね☆
それは、病気をしてから、学んだことでもありますよね
得られたものも たくさん☆ですよね!!

ミエルさん、主治医殿の診察は、明日の夕方ぐらいに
なりそうです
検査結果が出てからの診察となります。
ちゃんと聴かなくちゃ…ですよね
なが~い一日となりそうです☆
ミエルさん、強力なパワー 送ってくださいね~~
よろしくお願いします☆
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