乳がんになって… だけど私は元気です。

2003年9月、乳がんの診断。手術、化学療法、ホルモン療法…
2015年4月、再発&甲状腺がんと診断されました。

アツキヨ ♪

2005-04-30 21:51:21 | 大切な日々☆
今日は夏日
暑かったです…
おいしいケーキをいただきました。
う~ん…幸せ~~

半年くらい前だったでしょうか、TVの中の不思議なパフォーマンスと心地よい歌声に
釘付けになりました。
その素敵な二人のデュオ名は「アツキヨ」。
あっちゃん(佐々木厚さん)奏でるギター&歌声 と サインボーカリストのkiyo
(中村清美さん)の融合ユニット。
「サインボーカル」というのは、手話を取り入れた独自の振り付けのことです。
あっちゃんの「聴覚的魅力」とkiyoの「視覚的魅力」。
『みんなの心に届くように…』という想いと 幸せそうに歌う彼らの笑顔が、観ている
人たちを惹き付け、感動させるのでしょう

kiyoは、2歳のときに「高度感音性難聴」と診断されます。
ジェット機の爆音が少し聞こえる程度。
それは つまり まったく聴こえないということなのです。
障害を持っても、周りの子供たちと同じように過ごしていけるようにと、kiyoの
お母様は厳しく躾けられたそうです。
お母様のお気持ちを考えると、せつなくなります。
でも、そのお母様のおかげで、話している人の口元を読めるようになったのだそうです。
だからkiyoは、お母様に感謝していると言っていました。

kiyoは、歌が大好き。
小さい頃からの夢は「歌姫になること」。
夢を諦めかけていた頃、あっちゃんと出逢います。
運命の出逢いだったのですね。
そして、あっちゃんとの猛特訓が毎日 毎日続きます。
補聴器で なんとか音は聞き取れるのですが、音程がまったくわからないのだそうです。
だから、身体で 感覚で 感じとる…
「みんなと歌いたい!」「みんなの心と繋がりたい!」
その想いが、奇跡を起こします

kiyoは、身体全部で「諦めなければ何だってできる」ということを 私たちに
教えてくれています。
補聴器でかすかな音を聞き取り、笑顔で身体全部で歌い上げる。
聴いてくれる みんなの笑顔が 彼らの元気の源。
これからも、子供からおじいちゃん おばあちゃんまで みんなで楽しく歌って踊れる
歌を作っていきたいそうです。

kiyoが起こした奇跡は、多くの人を癒し、勇気付けていくことでしょう。
みんなの心が繋がりますように…

命の対話

2005-04-29 14:26:34 | 病気のこと
今日は風が心地よく、その風に 初夏の匂いを感じました
そんな風を感じながら、ストレッチとリンパドレナージを…
気持ちよくて、リンパの流れも よくなる感じ!

以前も何度か聴いたことがあるのですが、NHKラジオ番組「命の対話」を聴きました。
ホスト役は 尊敬する鎌田實先生。
以前もブログに載せましたが、先生は 長野県茅野市で地域の人々や患者と共につくる
医療を30年に亘り実践されてきました。
そして、本日のゲストは…これまた憧れの日野原重明先生。
日野原先生のことも、以前 書きました。
先生は聖路加国際病院の名誉院長で、93歳。
医療という分野だけでなく、「生き方」に対しての著書を出版されたり、
幅広く様々な分野でご活躍されています。
それから、ゲストは もうお一方 ピアニストの舘野泉さん。
舘野さんは、世界中で演奏活動をされている 日本を代表するピアニストです。
3年前、ステージ上で脳出血に倒れ、右半身麻痺という障害を負いますが、
ピアノを弾きたい一心で リハビリを繰り返し、現在は左手だけで演奏活動をされています。
初めは 左手だけでの演奏に抵抗があったそうですが、ご子息から贈られたブリッジの
曲と出合い、そしてピアノに触れたとき、「生き返るようだった」のだそうです。
その曲が、もう一度ピアニストとして生きるきっかけをくれたのですね…
舘野さんの演奏を聴いたのですが、とても左手だけで奏でられているとは思えず、
素敵な音色が心に沁み、涙が零れ落ちました。
舘野さんの演奏に、多くの方が勇気付けられていることでしょう。

そして、今日のテーマは「患者と医師との絆」だったのですが、『温もりを感じたときの
ことを教えてください』と募集されていたので、投稿してみました~
そしたら なんと読まれたのです!!!
ラジオ番組に投稿したのは初めてのこと、しかも読んでいただけたなんて…
さらに嬉しかったのは、尊敬する鎌田先生と日野原先生にも聴いてもらえたこと。
嬉しくて、ドキドキして、感激しています
その内容ですが…
2003年の11月に左乳房全摘術を受けたこと。手術室まで歩くとき、手術部の看護師さんが 緊張と発熱でよろめいていた 私の肩を抱いて 一緒に歩いてくれたこと。
それから、多くの友人や親戚や家族から温かい応援メッセージ、たくさんのお守りを
いただいたこと。手術台に上がり、麻酔がかかり始めた頃、そのたくさんのお守りを
看護師さんが左手に握らせてくれ、安心して涙が流れ、そのまま意識がなくなったこと。
術後、病室のベッドで目覚めたときに、そのお守りたちは左手にあったこと…
「看護師さん、本当にありがとう!!!」というようなものでした。

鎌田先生も日野原先生も、人間の身体と心は切り離せないと おっしゃっています。
医師も患者も お互いに心を開かないと適切な診断は下せない、そのためには 医師が
その場の空気を 雰囲気を どう作るかが大切であるとも お話されていました。
医師や看護師の心ある言葉に患者の心は癒され、救われます。
人間同士としての 心の通い合いが大切だということ。
それは医療現場だけではなく、どんな場面でも…

素敵なお話を聴けて、投稿文も紹介され、大満足の午前中でした

オリーブの会 ♪

2005-04-28 13:20:35 | 病気のこと
昨日も今日も 気持ちのいいお天気
昨日は 駅までの道のりを 心地よい風を感じながら歩きました。
ミエルさんから教えてもらった「WALKING TOUR」の映像が 浮かんできて心も温かくなりました。
たくさんの人たちと、手を取り合って歩いているような、そんな不思議なひと時でした。

そして、オリーブの会(聴き合いの会)へ参加して来ました。
参加は 今回で2回目。
先月、あんなにドキドキして会場の扉を開いたことが嘘のように、自然体で
たくさん話ができました。
ミエルさんが おっしゃっていた通りでした~
それに、この2ヶ月 ロッキーさんに手を引いてもらったおかげです。
素敵な出逢いを、ありがとうございます。
ロッキーさんと出逢えたことで、自分に絡まっていた糸に気付くことができました。
糸を手繰り寄せると、そこには新たな出逢いがあり…
魔法にかかったような、不思議な2ヶ月間です

みなさん、それぞれに辛い経験や哀しい想いをされ、踏ん張って 乗り越えてきた。
だから あんな風に穏やかに笑えるのだと思います。
みんな心から笑っている…
「オリーブの会」は、笑顔が似合う素敵なところです

昨日は、数名にわかれ それぞれ自己紹介をして そこから話を展開していく…
みんなの声を聴き合いました。
私は、YさんとHさんのチーム!
イビョンフォンさんを大好きなHさんの楽しいおしゃべりに、笑いっぱなしでした~
ますます免疫力UPです。
それから それぞれの治療法の話をしたり、私の乳房再建の話をしたり…と、
あっという間に時間が流れました。

本当に楽しい時間で、心に優しく そよ風が入ってきたような感じでした。
みなさんとの出逢いに感謝です。
これからも よろしくお願いします。

見上げた空に飛行機雲、空が「よかったね!」と微笑んでくれているようで、
幸せな気持ちで満たされました。
心って、形のないもので満たされるんだなぁ…なんて感じながら

そうそう、昨日は このブログの宣伝もしてきちゃいました~
ますます励みになります~(笑)

通院日

2005-04-26 13:49:25 | 病気のこと
今日は、予報と違って 穏やかな日和
昨日、がんセンターへ行ってきました。

乳腺外科と形成外科を受診。
乳腺外科が混んでいたので、形成外科の診察が先になりました。
(あれ、見たことのないドクターだぁ…)
お互いに「はじめまして!」と自己紹介。
主治医は急な海外出張らしく…

お初にお目にかかったI先生。
話してみると、なんだか乳房再建に詳しそう…
インプラントの状態を確認しながら、「再健側が少し大きいよね…健側を修正すれば
きれいなバランスになるよ…あ、でも県立がんセンターでは できないんだった…」
「前にいたところでは、そういう手術もしていたから…」「あ、紹介状は書けますよー」と。
むむ~!?乳房再建で有名なクリニックからみえたのかしら~??と
家に帰って、早速ネット検索!
ありました~
I先生は、K大学病院の形成外科に いらっしゃったようです。
そのK大学病院の形成外科では、2003年7月より「美容外科」を正式に標榜されて
いました。
きっと要望も多かったのでしょう。
がんセンターも そうなってほしいなぁ…
どこかの「美容外科」へ行けば バランスの修正はできるのですが、わざわざ病院を探して
健側をいじる…ということに 少し抵抗を感じていたりもしてますし…
それに健側への転移の恐怖を、まだ拭いきれないでいますし…
でも、もし治療している病院に「美容外科」があれば、健側へもインプラントを入れる
手術を受けているかもしれません。
そしたら、そこに喜びや ワクワクする楽しさみたいなものを 見出せる気がします。
失ったことへの悲しみや 辛い治療を超えるような、嬉しい気持ちや希望を

そうそう、I先生によると、乳輪形成では、足の付け根の皮膚を移植すると、より本物に
近いものができあがるとか…
健側の乳輪の移植と入れ墨しか知らなかったので、勉強になりました。
今後も いろいろ聴けるかしら…
形成術は、七夕ごろになりそうです

この春のドクターたちの異動で、話しやすくて優しい 形成外科の女医さんが、センター
からいなくなってしまいました…
せっかく仲良くなってきたのに…
ショックでした。
またいつか、逢えるといいなぁ…

で、乳腺外科で 先週の検査結果を聴いてきました。
血液検査とCTはクリアしたのですが、やはりエコーで引っかかりました…(苦笑)
健側を指摘され、来月MRIを受けることになりました。
MRIも苦手な造影剤ありだし、わりと長い時間 うつ伏せ状態でいなくちゃならない
というところが嫌ではありますが、まぁなんとかなるでしょう!
検査までは何も考えないことにしましょう…

AKI くん

2005-04-24 14:30:35 | 大切な日々☆
今日も清々しいお天気
心地よい風に、初夏の匂いを感じました。

昨夜、TVでミュージシャンの石井竜也さんとAKI君のミニコンサートを見ました
石井さんの歌を聴いて、その場でAKI君がライブペインティングを行うイベント。
はじめて目にする光景でした。
AKI君(本名 木下明幸さん)は、東京生まれの18歳。
現在、彼は 養護学校に通いながら デザイナーとして活躍しています。
AKI君の作品には、「平和」をテーマに 鮮やかな色使いで、動物や空想上の生き物を
描いたものが多いそうです。

AKI君は、1歳児検診で 成長の遅れがわかり、小学校5年生からは 障害者学級で
学ぶようになりました。
AKI君は、小さい頃から絵を描くことが大好き。
毎日 動物園へ通い、じっと観察し 動物の絵を描いていたそうです。
自分の世界を描いていくことは、その後も続きます。
AKI君のお父様は、生き生きと楽しそうに絵を描く彼に コンテストへの出品を勧めます。
そして、様々なコンテストに出品し 数々の賞を受賞
番組中にも紹介されていた「ありとさんま」という作品。
骨だけになったさんまを 何匹かのアリが運んでいる様子を描いたものですが、
一匹一匹 アリの表情も違うように見えて、今にも動き出しそうなアリに
見入ってしまいました。
生き生きとした楽しい絵でした。

その後、彼は個展を開きます。
彼が手がける作品は、Tシャツなどの衣類から バッジなどの小物まで…
AKI君の手にかかったら、周りにあるもの全てがカンバスとなりました。
そして、AKI君を応援するたくさんのミュージシャンの方々との交流が深まっていきます。
AKI君は音楽の魅力にも惹かれていきます
ステージで彼らの音楽に合わせ絵を描くという コラボレーションイベントも開催する
ようになり、自らデザインしたライブでのTシャツ販売も手がけるようになりました。
AKI君のTシャツは好評で、現在では青山 原宿などを中心に200店舗で販売されている
そうです。
また最近では、お店の注文に合わせたデザインも描けるようになったとのこと。

作品を販売するきっかけになったのは、彼のお父様のアイデア。
はじめは 描いた絵をバッジに加工して販売してみたそうです。
そして そのバッジは予想以上の大人気となります。
「仕事でお金を得ることで、大好きな絵を描き続けることができる ということを
学んでほしかった」と お父様。
彼に 社会へ出て働くということを、教えたかったのかもしれません。
最近では、絵のおかげで自閉症の症状もよくなり、以前よりも よく笑うようになった
そうです
大好きな絵を描くことによって 自分の心の内を表現していくことが、彼にとっては、
多くの人と接したり話したりすることと同じなのでしょう。

AKI君の将来の夢は、車や船に絵を描き、世界中の人たちに自分の絵を見てもらうこと。
いつか叶う日が来るといいね!
これまでもそうだったように、強く願えば きっと現実となります。
世界中の人たちが 彼の絵で癒される日が来ること、楽しみにしています。
そして、これからの活躍を期待しています。

成田真由美さん ☆

2005-04-23 14:00:45 | 大切な日々☆
今日は穏やかな日和
ベランダに出て、ぼ~っとしたくなりました(笑)

成田真由美さん。
車椅子の金メダリスト
不運にも 身体に障害を負い、けれど 不可能と思われてきたことを可能にしてきた人。
決して諦めず、希望を捨てなかったこと。
真由美さんから学ぶことは多いです。

真由美さんは とても元気で活発な小学生だったそうです。
スポーツが大好きで、得意でもありました。
でも、不思議なことに 水泳だけは苦手で、泳げなかったそうです。
それから、中学生のときに 突然片足が痛み出します。
痛みは ひどくなるばかりで、このときから車椅子の生活を余儀なくされます。
病名は「背髄炎」。
手術を受けても痛みはとれず、術後は両足が痛むようになったそうです。
それから しばらくして、痛みも感じることがなくなり、完全に動かなくなってしまった。
「どうして??」と、悲嘆にくれる毎日を過ごしていたことでしょう。
動くことが大好きな女の子だったのに…

そんな彼女を 友達が水泳に誘います。
下半身が動かなくても、水泳ができたのです。
その喜びは、彼女を奮い立たせます。
その後、「東北身体障害者選手権」で見事 優勝!
人間は、残された能力を精一杯使えば 新しいことにチャレンジできるんだ!
優勝したことで、真由美さんは大きな希望を持てたそうです。
しかし、神様は また試練を与えます。
その大会の帰り道で、真由美さんは交通事故に遭ったのです。
その事故で 真由美さんは頚骨を痛め、それが原因で 左手がしびれ 握ったまま
開かなくなり、体温調節もできなくなりました。
さらに二つの障害を持つことになったのです。
医者からは、スポーツは もうできない…とさえ言われたそうです。

でも、水泳で出逢った仲間が励ましてくれた。
みんな障害を持っているのに、病院に何度も何度も励ましに来てくれた。
事故に遭い、多くの温かさに触れ、真由美さんは辛いリハビリを続けます。
再び、水泳を始めるために…
「目標は、パラリンピック出場!!」
そのために、真由美さんは スイミングスクールを探します。
車椅子だとわかると、何箇所ものスクールで入会を断られたそうです。
もう諦めようとしたとき、福元寿夫コーチと出逢います。
福元コーチは、障害があっても迎え入れてくれた。
「障害なんて関係ない」と、それからは 福元コーチの厳しい練習の日々が続きます。
とにかく 腕だけで泳ぐ力をつけるために…

そして、真由美さんは パラリンピックに出場。
夢を叶えたのです。
しかも、金メダリストになりました。
シドニーで6個、アテネで7つの金メダル!

どんな状況でも諦めないこと。
そして、自分の可能性を信じていれば 限界は超えられること。
失ったことで悲劇のヒロインになるのではなく、人間の身体は無限の可能性を秘めている
ということ。
その可能性を開花させ、育んでいくこと。
真由美さんの生き様からは、多くのことを教わります。
そんな真由美さんの人生と、多くのよき出逢いに、乾杯です

金森学級

2005-04-22 22:51:25 | 大切な日々☆
今日も いいお天気でしたが、風が強かったです

以前、TV番組で 金森俊朗先生のことを知りました。
金森先生は、小学校で 命の大切さを教える授業を続けられています。
いろいろな人たちの話を直接聴くことで、何かを感じてほしいということから、
妊婦さんを招いて 産まれてくる「命」の不思議を感じたり、あるときは 末期のがん患者さん
を招いて「死ぬということ」や「生かされていること」について考えたり、またあるときは
障害のある方を招いて、身体が自由に動くことのへの有難さや人間の力強さについて
気付いたり…
とにかく実際に会って話を聴いてもらう。
そうすることで、そのときの感じや雰囲気が 彼らの心の中に残る。
「生きることや命の尊厳を、雰囲気として感じとってほしい」と、金森先生は
おっしゃっていました。

「私」という存在は、どのようにして生まれてきたのか…についての授業では、事前に
生徒達が 両親や祖父母に自分の誕生についての話を聴き、それぞれ発表したそうです。
難産でお母さんが苦しんだことや、死産になるかもしれなかったことなど、自らの
命の危機や、それでも誕生してきた 命の力強さに感動し、誕生したことへの喜びを
噛み締めていたそうです。

ある生徒の父親が脳腫瘍で亡くなったとき、周りでは「そっとしておこう…」という
大人たちの声が多かったそうです。
でも、金森先生は「それではいけない。しっかりと話すことが必要であり、大切である。」と
生徒達に その生徒のお父さんのことを話します。
感情に蓋をしすぎないことが大事であるから…と。
「大切な人が亡くなる」ということを、辛いけれど本人にも、同じクラスの仲間達にも
わかってほしい 受け入れてほしい。
「死」は誰でも約束されていないのだから…
「お父さんを亡くした悔しさ、病気への憎しみ、お母さんの悲しみ、それと同時に
お父さんの無念さ」を クラスみんなで 考えてほしかったそうです。
『大切な人の死』を受け入れたとき、人間は心の中に人を住まわせることができるから…
自らが しっかり生きれば、お父さんも一緒に 心の中で生きることができる。
クラスみんなで考え、感じ、受け入れることで、その生徒自身も自分の想いを伝えることができ、仲間たちから たくさんの生きるエネルギーをもらえたそうです。

そんな授業を繰り返していく中で、あるとき一人の生徒が言ったそうです。
「先生 わかったよ。何十年も前に戦争があったけど、それでもいなくならなかった
人たちのおかげで その人たちがいたから、僕がいるんだよね!」と。
聴いていて涙が出ました。
子供たちには、きちんと伝わっているのですね。
命はリレーしているということ。
何代も遡ったご先祖様たちが、バトンタッチを繰り返し、そして それは決して
太いものではなく、細いリレーで繋がってきたということ。
私たちは、僕たちは、奇跡的な存在であるということ。

「生命観を育み」「いのちを学ぶ」、先生の熱い志に胸が打たれました。
金森先生の教師生活は、残り2年。
とにかく 人生の全体重をかけて、『命』について伝えていくと おっしゃっていました。
子供の頃から、『生』や『死』について きちんと考える機会があれば、自分のことを
愛しく思う気持ちや、横にいる友達を大事にしたいと思えるようになるから…と。

金森先生は偉大です。
先生のおかげで、命の不思議を改めて感じました
こんな時代だからこそ、子供も大人も「命の尊さ」について考え、自分を愛し、
周りの人たちを大切に想う気持ちを 育むことが必要なのではないでしょうか。

五観之偈

2005-04-21 15:26:26 | 大切な日々☆
今日はお天気ですが、風が強くて…
洗濯物が絡まりまくってます(苦笑)

そうそう、近所に薬局(大型店)が できました。
連日、大勢の人で賑わっています。
もちろん 薬が中心の店内ですが、「えっ、薬局!?」というものまで揃っています。
洗濯グッズや、ペット用の食べ物、箒、文房具…などなど。
薬局というか、薬品も扱っている大型雑貨店という感じ。
近くなので便利です。
何しろ 近くにコンビニもないので…(苦笑)

あの場所、以前は小学校の給食センターがありました。
小学生の低学年の頃、苦手な食べ物があって、よく放課後まで残されていました。
それで、結局食べ終えることができず、給食センターのおばさんに「ごめんなさい」と
頭を下げて、食器を戻しに行ったことを思い出します
最近では、そういうことは拷問に当たるから、してはいけないことだそうで…
教師になった先輩から聴きました。
給食の時間に 全て食べ終えなければ「居残り」という罰は、当時の私を苦しめました。
かなりのストレスを感じ、登校することへの恐怖心まで抱くようになりました。
それから、胃炎を起こし、病院で点滴を受ける日々が続きました。
苦い想い出の場所です
翌年、担任が変わり すっかり元気になったのですが…(笑)

そうそう、禅寺では食事をいただく際の 五つの心得というものがあるそうです。
「五観之偈(ごかんのげ)」というもの。
一)ひとつには、この食事にどれだけの手がかかり、どのようにして食膳にのぼったのかに
  思いをめぐらせる。
二)二つには、自分の行った行為が この食事をいただくだけの価値があるかどうかに
  思いを廻らせる。
三)三つには、邪しい心の起こることを防ぎ、すでに犯した過ちを繰り返さないように。
四)四つには、良薬である食事をとるのは、まさに身体の衰弱を癒すためである。
五)五つには、仏道を完成するために、今この食事を受ける。

食事をする際の感謝の気持ち、忘れがちですよね。
食材への感謝、自然への感謝、この食事ができるまでに いろんな方が係わってくれている
ことへの感謝…などなど。
そう思うと、好き嫌いなんて、言ってられないです(苦笑)
多くの自然の恵みは、どんな薬にも勝るものなのでしょう。
全ての恵みに感謝していただくことで、身体も心も癒される…

子供って、食わず嫌いな物も多いですが、食事の雰囲気や 一緒に食べる人たちの
笑顔も大事だと思うんです。
それに、周りの大人たちの 食べ物への 食べられることへの感謝の気持ち。
「おいしいね!」って、笑顔で食事ができる環境。
苦手な食べ物を押し付けるのではなく、少しずつでも楽しくいただけるように…
そしたら栄養もよりよく吸収されて、身体も癒され 心も和む。
姪っ子とは楽しく食事をするように心がけよう!
そして、食材への この食事に係わった人たちへの感謝の気持ちも忘れずに…
そしたら、何でも食べる元気な子供に育つかしら…??

さぁ今日も、大きな声で「いただきま~す!」

検査

2005-04-20 23:16:22 | 病気のこと
今日は しっとりと雨模様

昨日、検査通院してきました。
がんセンターのつつじが満開で、きれいでした~♪

まずは 久々の採血へ…
今日は2本。
ゴムで絞って血管をさがすところまでは見ていられるのに、針を刺す瞬間からは、
どうしても目を逸らしてしまいます…(苦笑)
(腫瘍マーカー、前回少し上がっていたんだよなぁ…あ、でも小倉先生は2万を超えてる
って言ってたもんなぁ…大丈夫!大丈夫!!)
すぐにかぶれるので、ビニールじゃなくて 紙のテープで留めてもらいました

それから 恐怖のCT検査へ…
何が恐怖かって、造影剤が苦手なのです。
術前にはじめてCTというものを体験したときに、気分が悪くなってしまい
少しの間 検査を中断したこともあり、以来「造影剤」と聞くと、それだけで
あの熱い感じが蘇ってきて、胸がムカムカしちゃうんです…
術後以降の検査では、薬を変更してもらい まぁなんとか乗り切れるようには
なったのですが、あの嫌な気分というか記憶?が抜けなくて…(苦笑)
検査中に 技師の先生に そのことを話したら、何でも術前の検査のときには
造影剤の入れ方が違うらしく…かなり一気に入れるので、火照る感じが
激しいらしいのです。
それで 気持ち悪くなることも多いとのこと。
「なるほど~!」と単純な私は すぐに納得!!
それに、話ができたからか、少し気分が楽になりました。
おかげで検査は順調に進行し、何事もなく終了しました(笑)
造影剤が身体に入っていくとき、「あ、この薬は栄養剤なの~ 元気になれるのよ~」
って、自分に言い聞かせたりしてましたぁ…
検査中のエンジン音?みたいなブーンって唸ってるのを聞きながら
(体重の申告、サバ読んだの ばれたかしら…あれって、検査台に上がったときに
自動的に わかるようになってるのかしら…??体重によって造影剤の量も違って
くるのだろうし…???)なんて考えたりもしてました(笑)
何度経験しても ちっとも慣れなくて…
検査後、お腹がゴロゴロしちゃったのは、造影剤の影響…??

最後に超音波検査。
これがまた長かったです~。
プリントには20分程度ってあるのに、50分かかりました~。
実は私、胸部エコーで何度も引っかかってるんです。
左鎖骨付近と右脇、健側である右乳房、この3箇所がマークされてるんです~(苦笑)
時間がかかったのは、やはりこの3箇所。
念入りに診てくれていたのでしょう…
あ~、また針生検(穿刺吸引細胞診)かなぁ…
もう何度も刺しましたよ~~~
組織診は麻酔するから痛みは感じませんが、穿刺は…チクチクと…
垂直に刺すんですよね…ブスッ!と…いた~っ

結果は月曜日。
検査結果を聴くときって、何度経験してもドキドキで…(苦笑)
待ち時間が嫌なんですよね…
まぁそれまでは考えても仕方ないので、忘れちゃいましょう!!
それに「千葉効果」で、免疫力は確実にUPしているはずだし~
笑って過ごしましょう~~!!

千葉交友録 ♪

2005-04-18 23:35:16 | 病気のこと
今日はうす曇り
街路樹のハナミズキが咲き始めました。
いつもより少し早いような…

昨日、ロッキーさんと 千葉大へ行ってきました。
ドキドキしながら東京で、大阪と京都の方と合流。
総武線の乗り換えに手間取ったりもしましたが、それもまた楽しく、
西千葉駅までの間、おしゃべりに花が咲きました

西千葉駅で、ワクワクしながら ミエルさんとご対面!!
やっと逢えました。
はじめて逢ったのに、以前から知っていたような…メールや手紙のやりとりは
していたのですが、だからそう思ったんではなくて、何かこう温かさというか、
懐かしさのようなものを感じたのです。
きっと出逢うべくして めぐり逢えたのですね!
ミエルさん、お会いできて お話できて、本当に嬉しかったです

そして、ジョイントトークの会場 千葉大へ!
キャンパスは緑が多く、日曜だったのに学生さんも ちらほらと…
きっと大学生活をエンジョイしているんだろうなぁ…なんて思いながら
しばし歩きました

絵門ゆう子さんと小倉恒子先生のジョイントトーク。
なんと、ロッキーさんのおかげで、一番前の席で かぶりつき…(笑)
お二人が本当に目の前で、トークも堅苦しいものではなかったので、
まるで一緒に おしゃべりしているような気分でした。
絵門さんの軽快なトークに、小倉先生の貫禄もあり説得力もあるお話。
お二人のトークに惹き付けられ、時間の経つのも忘れていました。
「いい意味で乳癌は方程式が組めない」ことや「病理医の格差」のお話から
「サプリメント」のことまで…多岐にわたっての 盛りだくさんの内容でした
お二人とも、笑顔が素敵で お元気そうで、聴いていた多くの人たちは、
とても勇気付けられたことでしょう。
免疫力UPですね!!
小倉先生が、「過去は振り返らず、物事は良いように解釈しましょう!」と
おっしゃっていました。
本当に、そのとおりだと思います。
「今日一日を 今を大切に生きよう!」と改めて感じました

そして そして、ジョイントトーク終了後、なんと絵門さんとお話しすることが
できたのです。
このブログのアドレスも渡しちゃいました。
絵門さんはお忙しい方なので、見ていただけるかわかりませんが、渡せたということが
私の宝物です。
今日の出逢いが、これからの私を支えてくれることでしょう。
抗がん剤で辛いとき、はじめて読んだ乳癌関連の本が 絵門さんの著書「がんと一緒に
ゆっくりと」でした
涙しながら読んだのですが、絵門さんの体験されたことに自分を重ね合わせ、
パワーアップしていく絵門さんを感じながら とても勇気付けられたのです。
なので、感謝の言葉を伝えることができて、本当によかったです。
少し涙ぐんでしまいましたが…(苦笑)
握手も二回もしていただき、しっかりとパワーをいただいてきました~

先月、ロッキーさんと出逢えたことが この日を作ってくれました。
本当に 本当に ありがとうございます。

とっても充実して、お腹いっぱいの一日でした。
たくさんの素敵な出逢いに かんぱ~い!!