最近、あるWebニュースで「ヒヨッコ医師でも年収2000万円超」
といったタイトルの記事を目にしました
美容外科クリニックに腕利きの外科医や有望な新人が
年間200人も流出しているみたいです
この記事で取り上げられている流出の背景を
考えてみると、若手医師たちが従来の病院勤務に
魅力を感じなくなるのは、ある意味で自然なことではないかと思います
彼らは、過酷な当直や研修医時代の長時間労働について
先輩たちから厳しい現実を聞いているでしょう
その結果、比較的自由度が高く、なおかつ収入も高い
美容外科へと流れるのは不思議ではありません
ただ、この流れを止めるために必要なのは、
単に「給与を上げる」ことだけではないと思います
まず、働きやすい職場環境を作ることが最重要課題です
医師が過酷な労働環境から解放され
安心して仕事に打ち込めるように
するための改革が求められます
ここで大きな問題となっているのは
医学部では経営についてほとんど学ぶ機会がない点です
効率的な病院運営のスキルを学ばないまま
現場に出ることが当たり前になっていますが
これでは持続可能な医療システムを構築するのは
難しいのではないでしょうか?
医療者が安心して働ける環境を作るためには
経営的な視点も不可欠です
医療従事者が働き甲斐を感じ
患者さんも満足できる病院づくりのために
経営ノウハウを積極的に取り入れていくべきだと思います
国としてもこの流れを見過ごすのではなく
早急な対策を取るべきだと強く感じます
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