プリマベーラ進化論。

不思議の国のアリスは、
大海原に小舟で漕ぎ出ました。

人生いろいろ。

2007-08-09 16:38:42 | つぶやき
幼なじみが内定をもらったという嬉しい報せを聞いた。
ハッピーな話題というのは重なって押し寄せてくるものである。

就職活動。内定が出るまでは長く苦しい日々だった。
ひとりじゃ乗り越えられなかったと思う。いろいろな人の支えがあった。
ほんの数ヶ月前のことなのに、今では笑い話にできるくらい、つらかったことも忘れてしまった。

始めは面接やエントリーシート、OB訪問のなんたるか、全然わかってなかった。
かろうじてゼミには顔出せていたけど、一言もしゃべらずパソコンだけに向かう日もあった。
でも就職活動を単なる職探しや進路選択という目線でしか捉えられてなかったり、
文句ばっかり言っていたりした頃は、今から考えればそりゃダメだよなって思う。

就職活動を終えて収穫だったなと思うのは、
内定先のとてもいい上司や同僚に巡り合えたことだけじゃなく、
家族や伯父伯母、祖父母といった身近な人の人生を自分と切り離して、
俯瞰で見られるようになったこと。それぞれの人生をリスペクトして考えられるようになったのだ。
まぁつまり親離れ・妹離れ出来たということなんだけれど。

父がどんな思いで今まで家族のために働いてきたのか。
母がどんな思いで今まで家族のために働いてきたのか。
妹がもう1人前になんでも出来るようになっていること。

家族のことがとても好きなのに、自分の中で空回って、うまく距離感がとれないと感じたこともあった。
人のために自分の時間をかけることが出来なかったり、言わなきゃいけないことを言わなかったり。
しょっちゅう怒っていたり、イライラしていたり。(昔の私は、おそらく瞬間湯沸かし器:笑)

でも今では驚くほど、イライラしなくなった。
何が起こっても平気になった。前よりもっと家族が好きになった。
自分のことも自分からうまく切り離して冷静に観察できるようになってきた。
いいところも、まだまだchallengedなところも全部ひっくるめて今の自分なのだと。

他人と自分を比較する必要もなくなったら、もっとストイックにならなきゃいけない気がしてきた。
今の自分はこれでいいと思うけど、常に進化はしていきたいと思う。
イマココの自分が嫌いだから変わろうと思うのではなくて、
イマココの自分が好きだからもっと自分を磨くのだ。

要するにエネルギーの矛先の違いである。
前者はマイナスの方を向いてるけど、後者はプラス。
そんなこと意識しなくても、本来人間はすごく前向きだと思うけど。

だから、人間はもっと自分を愛さなきゃダメなのだ。
そうすれば、なんか、なんていうか、いろいろうまくいく気がする。