大泉の仲間たち

大泉高校15期生の交流/親睦のためのブログです。

イカの足は八本

2022-10-02 09:30:00 | 日記

 足の数といえば、タコは八本、イカは十本と言われていますが、
実はイカの足は八本なのです。長いのが二本ありますが、これって
”手”なのです。この長いのをよく見ると、イボイボがあるのは先端
のみで、その途中にイボイボが付いていません。筋っぽく、食べる
と食感も異なります。子供の頃、欲張って長いのを先に食べました
が、後悔したことがしばしば。^^; 
 オスのイカは生殖のとき、この”手”で精子が入った袋をメスイカ
に渡します。タコはどうするのかは知りません。^^; 直接”口移し”
をするのでしょうか?小魚などの餌を捕まえるときも、この”手”を
長く伸ばして捕まえます。捕まえた小魚を、残りの八本の足で口に
運びます。

 数億年前のイカの想像図では、殻を被っていて、その殻のなれの
果てが、体内の筋として残っています。モンゴウイカには大きな殻
(甲)が残っています。
 イカもタコも同じ種から発達したのでしょうが、おそらくタコは
イカから分岐したものと思われます。タコにはこの筋らしきものが
ありません。それにしても、便利な”手”を、タコはどうしちゃった
のでしょうかね?ああ、海底で活動しているので、泳いでいる餌を
捕まえる必要がないためかな?海底の獲物には覆いかぶさるように
して捉えますね。

 タコは賢いですから、手があると、より進化してやがては地球を
制覇していたかもしれません。ただし、地上に出るためには、体を
支える骨格(または殻)が必要ですね。モンゴウイカは骨格になり
うるものが内蔵されていますが、手足に骨格に近いものがないのが
難点。^^; やはり、地球の王者にはなれないか。^^; 似たものの貝
の仲間のカタツムリは地上に進出しましたが、殻を背中にに負って
います。あ、ナメクジは殻を背負っていませんね。
 そういえば、手塚治虫の「火の鳥」中に、ナメクジのような姿で
知性を持った高等動物が出てきましたっけ。
 
 近隣の種として、イカとタコは味がずいぶんと異なりますよね。
ああ、明石のタコが食いたいな。小ぶりだけど身が締まっているの
です。熱燗の季節がもうすぐ。