最近のユネスコ(だったかな?)の調査によると、韓国の若者
の文章理解度が低いそうです。表音文字ですから、読めることは
読めるのでしょうが、文書の理解度が、他の諸国の若者に比べて
低いのだそうです。読めても理解が不能な若者が比較的多いそう
です。本当は、”読める”とは理解することも含まれれいるのです
がね。
ハングルのみになった当初では、現存していた言葉は、音読み
でも、意味を知っている人が多かったので通じました。しかし、
新たに生まれた人は、元のことばの意味を知らないでしょうが、
単語の6 割くらいが漢字由来のことばなのだそうです。世の進展
に伴なって、新しい言葉が誕生します。多くは、日本で作られた
名称や熟語はハングル読みにすることになります。漢字の意味が
伝わらないので、意味を推測することは不可能です。意味を理解
すること無く、そのまま暗記するしかありません。
漢字を復活させるべきだとは思いますが、復活には一世紀以上
の時間が必要でしょうねぇ。
人間は、言葉で物事を考えます。漢字には意味がありますから
理解がし易いのです。文章自体が理解出来なければ、それから先
の論理的志向には、進めません。
一般に、「読み書きそろばん」と言いますが、正に人の知恵は
その順番の通りに発達するものなのです。読んで理解し、書いて
その意味を残し(記憶し)て、そろばん=論理的に考える、こと
が重要なのです。
漢字かな交じり文化で育って、良かった。(^_^)v