一気に箍が緩む男性天国

2019年になって、突如SNSのアドレスとIDが変わり一切交信が途絶えた。

たまたま香港へ出掛けた際メッセージが舞い込んだ。ヒューマントラフィッキングで逮捕され、刑務所に収容されていた。

すなわち、スチューデントが摘発を受けたのである。

マッサージの女性からの連絡であった。

話では、全員逮捕された。ただし未成年は、更生プログラムを受講後釈放された。とのことであった。

マッサージの女性も無事釈放されたとのことだった。

元締めが逮捕されなかったのは警察官と結託、新人実地訓練そして、テラ銭を一回ごとにカツアゲしていたからのようである。

2016年からロドリゴ・ロア・ドゥテルテ第１６代大統領による麻薬一掃作戦による急襲とも言える取り締まりが続き、

売春業界にも影響が出てきた。フィリピン国内の売春業界に陰りが見えてきた。

 

香港でメッセンジャーを開くと、マッサージの女性から、なぜ返事をしない。どこにいる。

着信数から、ほぼ連日幾度となく送信を繰り返していた様子だった。

Wechatであれば中国国内は問題なく通信できると説明をした。

元締めが電話番号を知っていて、たとえIDを変更しても、使用していることがわかる。

パスワードまで報告させられ、通信内容まで監視されているとのことだった。

 

2019年６月にマニラへ遊び方々事業所状況を見にきた。友だちとマニラ空港で待ち合わせ、

首都圏から離れたカラバルソン地区にあるホテルへ滞在することになった。

滞在2日目。ホテルへ戻り着信音で驚いた。友人要請が入り込んだ。Elaという名前であった。

全く覚えのない名前であり放っておいた。

頻繁に友人要請が来る。要請を受け入れた。

いきなり顔写真が送られてきた。しかし送信されてきた写真はすぐさま削除される。

しばらく返信もせずに放置した。

あなたは中国人ですか。の問い合わせが来た。プロファイルの中国の写真を見たのだと思う。嘘をついた。

我是中国人。用事吗？

返事が返ってきた。カジノで大負け、帰宅する費用がない。私を買ってください。との内要である。

滞在先はなんと同じホテルであった。放置した。

翌朝、友だちとレストランで朝食時、着信音がなった。

応答せずに朝食をとっていた。

すぐさま、着信音を消した。何度もメッセージが来た。

テーブルの上でバイブレーターが暴れまくっている。

隣の席のおネーさんから声をかけられた。

なぜ返信しないのか？

話しかけてきた女性は、Ako po si POK-POKつまり日本語に翻訳すると私は売春婦という女性Elaであった。

コーヒーを飲み交わし世間話をした。

仕事の都合でElaとわかれ、打ち合わせに出かけ、夕食を終えてホテルの部屋に戻り友達と打ち合わせやら遊びの話中、ドアベルがなった。

ランドリーが届いたのかとドアーを開けた。そこにはElaがいて足早に部屋へ入ってきてしまった。

用件を聞いてみた。

４０００ペソがなくてマニラへ戻れない。私を買ってください。との話であった。

男とは誘惑に非常に弱い。友人がやたら気に入った様子でElaと一緒に自室へ消えていった。

翌朝、友達から下のレストランにいる。と電話連絡があった。

朝食に出掛けた。友達はElaと同席食事をしていた。

食事を終えた頃、マニラへ戻るらしく丁寧に礼をして戻っていった。

一気に箍が緩む男性天国フィリピンである。