わかってんかな

日本政府、1億7,200万ペソのODA承認
　在比日本大使館は、ビクータン料金所近くの北行きスカイウエイ入口建設のための政府開発援助（ODA）無償資金協力（およそ1億7,200万ペソ）を日本政府が承認したと発表した。
プロジェクトが完成すれば交通容量が50％拡大し、付近の交通渋滞緩和に貢献するとしている。同様に、交通渋滞による経済損失（推定11億5,000万ペソ）の削減が見込まれるとしている。
南ルソン高速道路（SLEX）のビクータン北行きセクションの主要車線を1日平均2万7,500台の車両が利用していることを考慮すると、この渋滞緩和プロジェクトは数万人のドライバーに直接メリットをもたらし、ラグナ州やバタンガス州など南部ルソン各州に入居する企業・投資家にも利益をもたらすだろうとしている。
確かに、この地区の渋滞はただごとではない。当然経済損失は膨大。もし、この国への経済損失が渋滞緩和で改善されるとしたら、首都圏全域の交通渋滞緩和を数年計画いや何十年と血税から捻出するＯＤＡで無償資金協力する事になる。
挙げ句の果てに、ＯＤＡに絡んだまた黒い噂がでるのかもしれない。
この国は例を見ない金権政治家の集合国。何につけ「kailangan　pera」カイラーガン　ペラ　背に腹は代えられないとでも翻訳するのが正解かもしれない。そのくらい金、金、金のようです。
昨年このフィリピンを襲った台風１５号。世界各国から多くの義援金、そして物資が提供された。
今になって大きな問題が起きた。ベトナムから贈られた米。本来でアレ箱の米は被災者へ贈る物資。
なんとその救援物資的米が全く被災者へ配られていないことが判明した。金額にして１０ミリオンペソ。
この救援物資を管理する機関が全てこの金をチョロまかしてしまったようです。
この事実が判明したことを機に「アロヨ政権は非常に無情な連中！」「義捐をしてくれた国にたいし恥も外聞もない政権」との批判が出始めた。
最近になって、アロヨ大統領の身辺はじめその家族の評判も本当に悪くなってきた。アロヨ政権になったら生活が苦しくなったと言う国民が非常に多いこと。確かに、内国歳入局などによる税収アップ作戦。国家警察、ＮＢＩなどによる摘発も相次いでいるのだが、結果は政府内部の贈収賄容疑が非常に多くなっているようです。
被災地の方々に米を贈ってくれたベトナムの行為も、結果は政府内部者のポケットマネーになってしまったようです。