違法露天商

バギオ市役所の違法露天商取締班長が何者かに撃たれ、重傷！！

相変わらず、商売に対して損益をこうむるものは「消えろ」
商売の邪魔する奴は「誰であろうと消えてもらう」
江戸時代の物語みたいな事件。でもこのフィリピンではこれが現実。
チャンゲ（露天）は、このフィリピン何処にでもある。
何を売っているのか？何でも売っています。人間の臓器でも売っているといって過言ではないかも。
氷を入れて冷たくしたアイスティー、バロット、ジュース、お菓子、タバコ、キャンディー、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・（書ききれない。全て書いたら腱鞘炎になるほど何でも売っている）3枚100ペソのDVD。チャンゲでもキヤポのモンゴーキューブあれは本当に上手かった。
モール（ロビンソンマニラ・ハリソンプラザ・グリーンヒルス）へ行けばその実態が良くご理解いただけます。

このようなチャンゲは契約もしっかりしていて家賃もしっかり。その分高いといえば当然原価率が高くなるのでいたし方のないこと。

人の集まる場所にチャンゲあり。
取締りと言うか大概は不法占拠しているチャンゲの強制撤去がただしい言い回しかも。
今でこそバクラーランの道路まではみ出していた不法占拠チャンゲが一掃され整理されたと思ったら、今度は教会横のとおりへ大量不法占拠チャンゲ。このフィリピン結構家賃が高いことで有名。

最近一番新しいチャンゲ街がマカパガルボリバードシーサイドのチャンゲ1m四方程度で1ヶ月8000ペソ。2万円近く。一寸入店者が少ないようで苦戦中でもありますが、家賃など支払わずにお代官様へ毎月上納金のほうが安上がりとばかりに、不法占拠チャンゲが後を絶たない。

このチャンゲで働く人々「フィリピン一の働き者」と思います。

知り合いのチャンゲで働くオネーチャン。ピチピチの18歳。12歳の時、親の借金の型で首都圏マニラへ。15歳まで無給無休で子守、洗濯、用足、留守番なんでさせられて寝るのは2時。2時間寝て4時に起きて食事の用意。

16歳になったら、チャンゲへ格上げ。即ち晴れて「セールスレディー」に。

セールスレディー日記：
朝4時起床：食事、身支度をしジプニーで不法占拠チャンゲへ。
5時： チャンゲの商品展示。（雨が降ると本当に幸せな一日。雨よ降れ降れ仕事が無いと嬉しさ1000倍になる時とか）
5時30分：客へ第一声。
午後1時：近所のトロトロからライスを買ってきて本も僅かな惣菜を回し食い。１食当たり１０ペソから２０ペソ程度の惣菜を４人くらいで。
食事後、ウトウト。時折ボスから激が飛び泣きべそかくこともしばしば。
午後４時：ミリエンダ（おやつ）水だけのときもしばしば。たまにボスからパンなどの差し入れ。給料日翌日はハンバーガー等
午後５時くらいか８時過ぎまでは反映時間、居眠りする暇も無いほど。
午後９時３０分頃からその日の売上チェック。売上が悪いとボスの顔は鬼のように見えるとか？罵声を発せられる。
午後１０時：店じまい。
午後１１時過ぎ夕食。食事を終えて洗濯。床に就くのは１時過ぎ。
平均睡眠時間「３時間弱」　そしてもらえる給料は１０００ペソ。(１ヶ月です。）
これを１９歳くらいまで経験して１５００ペソ。
持っている携帯電話は、毎月１００ペソ支払いの月賦で購入。金利は暴利みたいな金利。１０００ペソの中古も５０％が金利で１５回支払い。
人生残酷物語りのような不法占領チャンゲ。
最近首都圏は環境浄化作戦とかでＭＭＤＡが首都圏各所の不法占拠物を撤去、撤去ごとに小競合いがおこる。
ＮＲＴ沿線の不法占拠住宅を撤去する際も警察が出動したように、お互い一歩も引かない攻防が続く。
不法チャンゲ撤去処分されれば商売は完全にアウト。小競合いが「銃などで襲撃」何分にも物騒なことが続くようです。

七不思議「何ゆえにあのような環境で楽しそうに暮らせるのか？」これは平和ボケした日本人の考え。
働いている人の答「サナエナ　サナエ　カイラーガン　ペラ」だそうです。