パンデミック。人生初体験。
世の中がこれほど不自由になるとは思いもしなかった。
在宅が中心で、よほどのことが無い限り外出は控えていた。
食事は殆どデリバリーサービス。
日本食堂もデリバリーを始め、食事も多少潤ってきた
1年ほど経過した日曜日だった。
MJからメッセージが来た。日中であればマッサージができる。これから出かけるとメッセージを送信してきた。
返事もしないにも関わらずMJがやってきた。1年以上あっていなかったにも関わらず、元気な様子であった。
ワクチン接種をしていないため、ホテルへ入ることが禁じられ、エントランスの外にあるフロアーでコーヒーを飲み交わし、
話を聞いた。
マッサージも検疫措置で思うような需要がない。
生活もままならなく、売春業へ戻った。外国人からの要求は皆無。
ローカルを相手に始めている。1回あたり実際の収入はせいぜい300ペソ。
日中に制限されるので1日の客数も限られている。との話だった。
にもかかわらず、稼いでいたようである。
コーヒーを飲み交わしただけで、室内へ入れず帰っていった。
2021年9月からの緊急事態宣言が2022年9月迄延長されたが規制が少し緩くなり、
検問箇所も少なくなり夜間外出が10時まで可能になった。
それを機に、MJメッセージが相次いだ。
18歳になり外出規制で、検問で摘発されることもなくなり、活動範囲が一気に広がったようである。
国内検疫パスも緩和され、ワクチン未接種でも出入りが緩和された。
夕方7時くらいにマッサージに来て8時過ぎに帰宅。その後、あいも変わらず売春で稼いでいた様子である。
2022年に入りマッサージへ訪れるのが月1、2回になった。
フィリピンにはMaster of Arts in Relaying Information Through Exaggerated Storytelling短縮してMARITES
(大げさな話を作り、噂を伝える名人)が非常に多く、People will talkつまり人の口に戸は立てられぬ。の通り、
噂話は防ぎようがない国である。
したがって、様々な情報、正確であれ不正確であれ簡単に情報を得ることができる国である。
MJの訪問回数が少なくなった。
MJの仲間がメッセンジャーへ情報を送信してきた。
送迎するドライバーと良いなかになり、売春へ向かうバイク運賃を無料にする代わり、身体を提供し同棲生活を始めた。
すでに妊娠している。ドライバーは奥さんがいて金銭的に余裕がない。
最近、M Jは売春頻度が多いので、性病に気を付けろ。の内容だった。
マッサージだけであるから性病はうつることもない。
当時の基本料金。
ローカルのマッサージ料金が1時間半300ペソから400ペソ。
外国人のホテルサービスマッサージは1時間で1500ペソ。
欧米人客はアデショナルサービスの要求がほとんどで、売春が主体。1POP売春料金で4000ペソ以上稼いでいたようだ。
午後になると、ほぼ毎日のようにマッサージの伺いメッセージがくる。
時折、マッサージをお願いしても、待ち時間5時間ということも多々あった。
2022年の中ごろになって、MJの体型がふくよかになってきた。
比例するようにマッサージ案内回数が頻繁になってきた。明らかに妊娠している様子。
よく首筋へキスマークをつけくることもあった。
ガードマンからの情報では、欧米人からのオーダーできた際、同棲しているドライバーは売春時間が長いとの理由で
痴話喧嘩をエントランスで幾度となくしていた様子である。
MJは滞在しているホテルに結構な客が居た様子で、4時くらいから9時位まで滞在していることもあったそうだ。
売春婦の生命力は強い
8月10日を最後にメッセージが来なくなった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます