タール火山で軽い噴火
タール火山は2020年1月12日、43年ぶりに火口から大規模な水蒸気噴火を起こし、フィリピン火山地震学研究所が警戒レベルを
「アラート2」に引き上げ、その後、同日中に「アラート4」まで引き上げられました。
13日には溶岩の流出も見られるなどさらに活発化し、周辺住民数千人が避難したほか、首都圏でも降灰がみられ、
マニラ空港の離着陸も一時禁止されるなど影響が広がりました。
特にラグーナ州各地域では降灰による大きな影響が出ました。
翌2021年7月1日午後3時16分に再度マグマ水蒸気爆発が起こりました。
タール火山では1日午後3時すぎの水蒸気噴火に続き、さらに4回の小規模な水蒸気噴出が観測されたました。
フィリピン火山地震学研究所は「タール火山はすでに噴火した。さらに大きな噴火が起きる可能性はある」報道しました。
ただし、火山上部のマグマがすでに「ガス抜きされた」ことから「2020年1月中旬に起きたような大規模な噴火にはならないだろう」と発表していました。
写真:噴火して間もないタール火山の麓。立ち入りが禁止されているにも関わらず、なぜか
人がいる?
現在、タール火山地域周辺では警戒レベル1が引き続き発令されています。
昨日、2月18日、バタンガス州のタール火山で弱い噴煙の放出があり、フィリピン火山地震学研究所の発表では、
噴出物を含んだ噴煙は高さ600メートルに達し、軽い噴火現象で、噴出物を含んだ噴煙西南西に漂りました。
また、主要な火口湖で高温の火山流体の湧昇が監視されています。
フィリピン火山地震学研究所の発表では、現在、1日当たり少なくとも1万331トンの二酸化硫黄の流出が記録されています。
タール火山島への立ち入り、主な火口とダアン・カスティラの亀裂への立ち入り、占有およびボート遊びは引き続き禁止されています。
火山学者の見解では、蒸気やガスによる爆発、火山地震、小規模な降灰がいつでも起こる可能性があると警告をだしています。
先週から続いた地震は前触れだったのかもしれません。
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