奇怪なリゾート

PAGCOR POGO Hub Covelandia

フィリピンのカビテ州カウィットにあるアイランドコーブとアニマルアイランドにホストされているオンラインギャンブル複合施設。

かつてはレムラ政治家一家が所有するリゾートとレジャーパークがあった場所で、現在はフィリピン・オフショア・ゲーミング・オペレーター（POGO） の拠点となっている。

アイランド・コーブはかつて「プル・ニ・ブルンゴイ（ ブルンゴイの島）」として知られていた。

現在、カビテ州カウィットにあるフィリピン・オフショア・ゲーミング・オペレーター（POGO）の拠点となっている2つの島は、かつてはレムラ政治家一族が所有していた土地だった。この島には2度、リゾートとレジャー施設が設けられており、1度目は1970年代から1980年代にかけて運営されていたコヴェランディア・アイランド・リゾートで、2度目は1998年から2018年にかけて運営されていたアイランド・コーブ・リゾート＆レジャーパークである。このリゾートには動物園とワニ園もあった。

2018年に、この不動産はフィリピン系中国人ビジネスマンのグループによってレムラ家から買収されたが、リゾートは7月28日に営業を停止した。

その後、島々はオリエンタルゲーム社によってオンラインギャンブルの中心地として開発されている。

 

PAGCOR POGO Hub Covelandiaの向かいの半島にはネイベルベースカビーテ、ダニロエアーベース、サングレイ国際空港の滑走路がある。

この拠点は中国からの出稼ぎ労働者を雇用することで注目され、南シナ海紛争を背景にダニロ・アティエンザ空軍基地に近接していることから安全保障上の懸念が提起された。

 

フィリピン娯楽賭博公社（PAGCOR）は、オフショア賭博顧客関係サービスプロバイダーであるCGCテクノロジーズ社（CGC）が犯罪行為に関与したとして、同社の認定を取り消した。

CGCの認定取り消しは、PAGCORが違法行為に関与しているオフショア賭博ライセンス保有者と認定サービスプロバイダーに厳しい警告を発してからわずか1週間後に行われた」。

「調査の結果、オフショア賭博ライセンスを取得したオリエンタル・ゲーム社の下で運営する認定サービスプロバイダーであるCGCが犯罪行為に関与していたことが確認されたため、また、CGCが認定に付随する条件の一部に違反していたことも判明した」と2023年５月認定を取り消した。

中国政府は、POGOを含む中国国外から提供されるサービスを含め、中国国内でのギャンブルは違法であると表明しているが、いまだにPOGO関連の違法就労中国人の強制送還が続いている。

 

 

レムラ家

フアニート・ビクター・ジョンヴィック・カティバヤン・レムラ・ジュニア（1967年10月23日生まれ）は、2010年から2016年までカビテ州知事を務め、2019年からカビテ州知事を務めるフィリピンの政治家である。また、以前は副知事およびカビテ州議会の委員を務めている。

彼は元知事フアニート・レムラ・シニアの息子であり、同僚政治家のギルバート・レムラとヘスス・クリスピン・レムラの兄弟である。

レムラ氏は1995年にカビテ第2地区の理事に当選し、政界入りした。3年後の1998年に副知事に選出され、3期務めた後、2010年に知事に就任。2019年の選挙で前知事のアヨン・マリクシ氏を破り、再び知事となった。