2024年2月29日、キャンベラの国会議事堂で共同記者会見するオーストラリアのアンソニー・アルバネーゼ首相(右)とフィリピンのフェルディナンド・マルコスJr.大統領。フィリピンのフェルディナンド・マルコス大統領は2月29日、オーストラリア議会で、同国は地域の平和を損なう勢力との戦いの「最前線」にいるが、中国などとの海洋紛争では降伏するつもりはないと語った。
オーストラリア訪問中のフィリピンのフェルディナンド・マルコス大統領は、オーストラリアの議会で、自国は地域平和のための戦いの「最前線」にいると述べ、中国との海洋紛争における支援を求めると同時に、決意を表明した。
中国の軍艦が自国沿岸の海域で発見されたことを受け、マルコス大統領はオーストラリアの国会議員に対し、「フィリピンは今、地域の平和を損ない、地域の安定を侵食し、地域の成功を脅かす行動に対する最前線に立っている」と述べた。
そして、自国の主権を断固として守ることを誓った。
「私は、いかなる外国勢力も、わが国の主権領土を1平方インチたりとも奪おうとする試みを許さない」とマルコスは語り、大きな拍手を浴びた。
「われわれが直面している困難は手ごわいかもしれないが、それと同じくらい手ごわいのがわれわれの決意だ。我々は決して屈しない
(私感です:日本政府の岸田総理大臣殿。マルコス大統領の爪の垢を煎じて飲んでみてはいかがでしょうか)
フィリピン当局は今週、2012年に北京が占領したスカボロー諸島周辺で中国海軍の艦船を探知したと発表した。
中国はこの浅瀬と南シナ海の大部分を自国領と主張し、地域の反対や、その主張には法的根拠がないという国際法廷の判決を無視している。
中国は長い間、フィリピンの接近を阻止するため、スカボロー浅瀬周辺に沿岸警備隊やその他の船舶を配備してきた。
しかし、マルコスは軍艦の配備を新たな「憂慮すべき」展開だと述べている。
南シナ海はいくつかの国にとって戦略的に極めて重要であり、必要不可欠な燃料や食料品などの輸出入に重要なルートを提供している。
フィリピンをはじめとする国々は、アメリカの支援を受けながら、この水路は自由で開かれたものであるべきだと主張してきた。
中国はここ数年、急速に海軍力を増強し、広大な海洋領土を奪い取り、自国の軍事力と政治力を国外に誇示しようとしている。
「世界の重要な大動脈である南シナ海を守ることは、地域の平和を守るために極めて重要である。そして、あえて言うならば、世界の平和である」とマルコスは述べた。
※ 記事・写真は Philippinestar ABS-CBN The Manilla Bulletin他よりニュースをピックアップ引用いたしています。
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