フィリピンりぱぶりっく狂笑国

フィリピンらしく
フィリピンでも
フィリピンだから

だといいのですが

2024-02-24 | フィリピン

PAGASA(フィリピン大気地球物理天文局)は、今後2か月間フィリピンでは熱帯低気圧が発生しないと予想されていると発表した。

しかし、アミハンまたは北東モンスーンは依然として時折感じられることがあるが、現時点では、[雨の予想]はまったくない。まだ雨が降っている地域があり、東風は引き続きフィリピンの一部に影響を及ぼしている。(ミンダナオ島方面)

一方、感染症の専門家は、気候の変化の結果、いくつかの病気が発生する可能性について国民に警告した。特に、食中毒など注意を要する。と報道しています。

北半球の冬にかけてアジア大陸の気温が下がってくると、そこで下降気流が発生し、その冷たい空気が日本を超えて南東の温かい太平洋側へ向かって流れ込みます。 いわゆる西高東低の気圧配置です。 その風は日本を超えたあたりから、アジア大陸のカーブに沿うような形で西へ向かって蛇行し、フィリピンの北東から南西へと流れ込みます。 これが北東季節風アミハンです。

フィリピンでは、アミハンは貿易風によって季節が変わることを意味し、フィリピンでは冷たい北東の風として吹き抜ける。ルソン島とビサヤ諸島の中央部と西部では、気温はほどほどで、降雨はほとんどなく、東からの風が吹くのが特徴です。ルソン島東海岸では霧雨やスコールが降ります。

目安として、フィリピンのアミハン気象パターンは11月か12月に始まり、5月か6月に終わる。ただし、年によって大きな変動がある場合もあります。

それ以外の季節は、フィリピンは西または南西の風、すなわち南西モンスーンに見舞われ、これは6月から11月にかけては南西季節風ハバガットと呼ばれます。

ハバガットの季節は、高温多湿の天候、頻繁な大雨、西からの卓越風(局地的な風)が特徴です。

アミハンとハバガットの季節パターンの切り替えの主な指標は、風向きの切り替えです。ほとんどの年、この切り替えは突然で、一晩で起こることがあります。年によっては、アミハンとハバガットのパターンが何度か切り替わる1~2週間の期間があり、その間に新しい季節のパターンに落ち着くこともあります。

フィリピンの伝説に登場するアミハンとハバガット。

アミハン(神話)はフィリピンの神話に登場する鳥で、フィリピンの民話によると、アミハンはバタラやアマン・シナヤと呼ばれる神々とともに宇宙に最初に生息した生き物といわれる。

伝説の中でアミハンは、最初の人類であるマラカスとマガンダを竹の中から救った鳥として描かれています。

天を司る神Bathala(バッハラ)と海を司る神Aman Sinaya(アマン・シナヤ)は絶えず喧嘩をしていた。アマン・シナヤが嵐を天に送り込んだことにバッハラは怒り大きな岩を海に投げ込み、それがフィリピンの7000余島の島々となった。

その様子を見た北東季節風アミハンは、鳥に姿を変え天と海の間を飛び交い、2人を和解へ導いた。バッハラは和解の印として種を贈り、その種から竹が生えた。竹の中から声がするのでアミハンがつつくと、2本の竹からそれぞれ最初の男性Malakas(マラカス強い)と最初の女性Maganda(マガンダ美しい)が産まれた。その後、マラカスとマガンダは何千人という子孫を持ち、それがフィリピン人類の祖先となったというのがフィリピン版の天地創造伝説です。

 時には大雨の被害をもたらすフィリピンの季節風ですが、吹かなければ雨も降らず農作物も育ちません。フィリピンでは昔からこの季節風の変化で季節の移り変わりを感じ、農耕の時期を知り、恵みの雨に頼って暮らしています。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« これで春節は終わり | トップ | ひるまないフィリピン »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

フィリピン」カテゴリの最新記事