来るべき時
政敵とは「利権」の奪い合いのようにも思えるこのフィリピン。
マカティ市内の事業家達は、警察の精鋭部隊が撤退し、マカティ市警察署の高官が不在であることを受け、フィリピン国内の金融首都である同市の治安状態に懸念を持っているという。
政府の反政府勢力対策において国家警察、PNPの特別行動部隊、SAFの80名の隊員が国軍支援のために出動していたが今月撤退した。
宿敵の戦いは、MMDAのフェルナンド長官と事あるごとに対立。ピンクのトイレ、カラーコーディング(末尾番号による乗り入れ禁止)スペシャルナンバーの無効、カラーコーディング廃止、道路へのネット設置、ずぶ濡れ大作戦(道路上うにはみ出た人を歩道上へ整理す為に濡れ衣を取り付けた車で追い出した。)何か事あるごとに衝突している。
市長の政敵とされるロベルト・ブリリヤンテ氏に対する逮捕状が同市警察官によって執行されたことからバレリオ署長は休職を余儀なくされた。司法の力は市長と大統領ではやはり、と思わせられることを実感した。権力しかし、このフィリピンの権力は恐ろしい。
今回、マカティ市庁に篭城をはじめたビナイ市長のもとへ、アキノ元大統領が激励。一時はアキノとアロヨ大統領は協調路線のようにもみえたのだが、アキノの宿敵マルコスの奥様イメルダ夫人と接近したアロヨ大統領への嫉妬なのか?パサイ、マカティ、今度はサンファン。反アロヨ派の野党陣営、今何をもくろんでいるのかは誰しもが分かること。打倒アロヨ。しかし、誰しもがここまで強いとは想像もしなかったのかもしれない。
今回警察の精鋭部隊が撤退したマカティ市、マカティ市 事業家らが治安状態を懸念しているように、手の討ち様では、権力は大統領のほうが格段上。を見せ付けられたようにも。
軍隊出身のビナイ市長、この篭城からどのような措置を講じるのか?長き60日間の停職に「カワワディバ メイヨー ビナイ」の声が出始めてきた。
中間選挙を控え、穏やかなフィリピンであってほしいのだが?????
マニラ市長は今どのような気持ちでこの篭城作戦を見守っているのだろう?
パサイ市長停職からマカティ市長停職までの記録
(掲載した文章には、フィリピンインサイドーニュースはじめ、各誌に掲載された記事を引用させていただいています。ご了承ください。)
パサイ市長や市議らに停職処分 2006年9月1日
行政監察院は1日、ゴミ収集処分契約で公開入札を実施しなかったなどとしてトリニダド・パサイ市長とカリクスト副市長および市会議員10人を6カ月の停職処分とした。
トリニダド市長は公開入札なしにゴミ収集処分契約を結び、市会議員はこれを承認したとする告発を受けたもので、グチャレス行政監察院長によると、地方自治体が公共事業で民間企業と契約を結ぶ場合に求められている公開入札を行わず、不審な決議案を可決したという。
院長は、ゴミ収集および処分のため割り当てた04年の4億6,464万ペソ、05年の2億3,232万ペソが多額であることを考慮すれば市会議員は調達手続き、特に公開入札を厳しく監視すべきだと述べた。
ビナイ市長も停職か 2006年9月14日
マカティ市のビナイ市長はこのほど、政府が野党の地方自治体関係者を処分の対象としてねらっていると主張、自身もトリニダド・パサイ市長のように停職処分を受ける可能性があると語った。
ビナイ市長と副市長および市議16人は、市が架空の職員に給料を払っているとしてブリリャンテ元副市長に告発され、大統領府がこの件について説明するよう市長らに命じたと報じられている。
しかし、エルミタ官房長官は、市長に対し命令などは出していないとしており、野党をねらって処分の対象とするようなことはないと言明した。ただ、この件については大統領からの指示はなく、何も知らされていないとしている。
なお、内務自治省は元副市長の告発について、ビナイ市長らの説明を受けた後に調査を実施して結果を大統領府に報告するとしている。
ビナイ市長の側近ら殺害される 2006年9月16日
タギッグ市フォート・ボニファシオのガソリンスタンドで16日、ビナイ・マカティ市長の側近が武装した4人組に銃撃され死亡した。他に警備員1人も死亡、友人3人が負傷した。
タギッグ市警によると、殺害されたのは同市の事業許認可責任者らで、市長と親しい関係にある側近は友人3人とガソリンスタンド併設のコンビニでコーヒーを飲んでいたところ、突然武装した2人組が近づき4人めがけて至近距離から発砲、側近をねらったのは明らかな状況だという。
目撃者によると、この2人組の他に仲間と見られる別の男2人がタクシーで待機していたという。
今回の銃撃事件についてビナイ市長は、政治的動機によるものだと述べ、元国軍兵士による犯行だと主張、マカティで特殊任務を実施する特別の権限を持った「タスクフォース・スパイダー」と「オペレーション・フェニックス」について側近から報告を受けており、このグループが襲撃したものだと確信していると話している。。
この側近は先月にも襲撃されている。なお、側近の親友である元市会議員も3月に射殺されている。
市長、役所に籠城 フィリピン大統領の停職命令に抵抗 2006年10月17日
フィリピンのアロヨ大統領は17日、マニラ首都圏マカティ市のビナイ市長に対し、職務停止命令を出した。市長は命令に抵抗、市役所に籠城(ろうじょう)する異例の事態になった。内務自治省が、市長の公金横領疑惑を捜査するための措置とされるが、反アロヨ派の有力政治家であるビナイ氏に対する政権の「いやがらせ」との見方も出ている。
フィリピンのアロヨ大統領の職務停止命令に抵抗し、市役所に立てこもり記者会見に応じるマカティ市のビナイ市長=AP
「市長に正義を」「市長よ、あなたはひとりではない」。マカティ市役所前にはいくつものテントが張られ、2000人余のビナイ氏の支持者がプラカードを持って集まった。反アロヨ派の野党連合でビナイ氏と共闘するコラソン・アキノ元大統領らも市役所を訪れ、ビナイ氏と支持者を激励した。
市長の疑惑は、架空の市役所職員に給料を支払う形で公金を横領した、というもの。地方自治法によれば、公選の公務員に汚職などの疑惑が出て捜査に支障をきたす恐れがあれば、大統領や知事が停職を命じることができる。
マカティ市は、外国企業も多く進出する首都圏のビジネスセンター。ビナイ氏は86年以来5期にわたり、市のトップを務める。05年にアロヨ氏への退陣要求が高まった際には、野党連合の反アロヨ集会に会場を提供し運動の立役者となった。
サン・フアン町長 「明日は我が身」 06/10/18
マカティ市のビナイ市長に対する停職処分措置は、政府が野党幹部を取り締まっていることを実証していると言われている。サン・フアン町のエヘルシト町長は火曜日、順番から考えると次は、自分が対象となる可能性があると発言した。
市長代行 血圧上昇 06/10/18
内務自治省、DILGの首都圏本部のフェラレン本部長がマカティ市長の代行管理者として席についた直後、医療チームが呼ばれた。63歳になるフェラレン本部長は、臨時執務室となった古いマカティ市庁舎の2階で医師の診察を受けた数分後、睡眠不足とストレスによって血圧が急上昇したと発表した。
(掲載した文章には、フィリピンインサイドーニュースはじめ、各誌に掲載された記事を引用させていただいています。ご了承ください。)
政敵とは「利権」の奪い合いのようにも思えるこのフィリピン。
マカティ市内の事業家達は、警察の精鋭部隊が撤退し、マカティ市警察署の高官が不在であることを受け、フィリピン国内の金融首都である同市の治安状態に懸念を持っているという。
政府の反政府勢力対策において国家警察、PNPの特別行動部隊、SAFの80名の隊員が国軍支援のために出動していたが今月撤退した。
宿敵の戦いは、MMDAのフェルナンド長官と事あるごとに対立。ピンクのトイレ、カラーコーディング(末尾番号による乗り入れ禁止)スペシャルナンバーの無効、カラーコーディング廃止、道路へのネット設置、ずぶ濡れ大作戦(道路上うにはみ出た人を歩道上へ整理す為に濡れ衣を取り付けた車で追い出した。)何か事あるごとに衝突している。
市長の政敵とされるロベルト・ブリリヤンテ氏に対する逮捕状が同市警察官によって執行されたことからバレリオ署長は休職を余儀なくされた。司法の力は市長と大統領ではやはり、と思わせられることを実感した。権力しかし、このフィリピンの権力は恐ろしい。
今回、マカティ市庁に篭城をはじめたビナイ市長のもとへ、アキノ元大統領が激励。一時はアキノとアロヨ大統領は協調路線のようにもみえたのだが、アキノの宿敵マルコスの奥様イメルダ夫人と接近したアロヨ大統領への嫉妬なのか?パサイ、マカティ、今度はサンファン。反アロヨ派の野党陣営、今何をもくろんでいるのかは誰しもが分かること。打倒アロヨ。しかし、誰しもがここまで強いとは想像もしなかったのかもしれない。
今回警察の精鋭部隊が撤退したマカティ市、マカティ市 事業家らが治安状態を懸念しているように、手の討ち様では、権力は大統領のほうが格段上。を見せ付けられたようにも。
軍隊出身のビナイ市長、この篭城からどのような措置を講じるのか?長き60日間の停職に「カワワディバ メイヨー ビナイ」の声が出始めてきた。
中間選挙を控え、穏やかなフィリピンであってほしいのだが?????
マニラ市長は今どのような気持ちでこの篭城作戦を見守っているのだろう?
パサイ市長停職からマカティ市長停職までの記録
(掲載した文章には、フィリピンインサイドーニュースはじめ、各誌に掲載された記事を引用させていただいています。ご了承ください。)
パサイ市長や市議らに停職処分 2006年9月1日
行政監察院は1日、ゴミ収集処分契約で公開入札を実施しなかったなどとしてトリニダド・パサイ市長とカリクスト副市長および市会議員10人を6カ月の停職処分とした。
トリニダド市長は公開入札なしにゴミ収集処分契約を結び、市会議員はこれを承認したとする告発を受けたもので、グチャレス行政監察院長によると、地方自治体が公共事業で民間企業と契約を結ぶ場合に求められている公開入札を行わず、不審な決議案を可決したという。
院長は、ゴミ収集および処分のため割り当てた04年の4億6,464万ペソ、05年の2億3,232万ペソが多額であることを考慮すれば市会議員は調達手続き、特に公開入札を厳しく監視すべきだと述べた。
ビナイ市長も停職か 2006年9月14日
マカティ市のビナイ市長はこのほど、政府が野党の地方自治体関係者を処分の対象としてねらっていると主張、自身もトリニダド・パサイ市長のように停職処分を受ける可能性があると語った。
ビナイ市長と副市長および市議16人は、市が架空の職員に給料を払っているとしてブリリャンテ元副市長に告発され、大統領府がこの件について説明するよう市長らに命じたと報じられている。
しかし、エルミタ官房長官は、市長に対し命令などは出していないとしており、野党をねらって処分の対象とするようなことはないと言明した。ただ、この件については大統領からの指示はなく、何も知らされていないとしている。
なお、内務自治省は元副市長の告発について、ビナイ市長らの説明を受けた後に調査を実施して結果を大統領府に報告するとしている。
ビナイ市長の側近ら殺害される 2006年9月16日
タギッグ市フォート・ボニファシオのガソリンスタンドで16日、ビナイ・マカティ市長の側近が武装した4人組に銃撃され死亡した。他に警備員1人も死亡、友人3人が負傷した。
タギッグ市警によると、殺害されたのは同市の事業許認可責任者らで、市長と親しい関係にある側近は友人3人とガソリンスタンド併設のコンビニでコーヒーを飲んでいたところ、突然武装した2人組が近づき4人めがけて至近距離から発砲、側近をねらったのは明らかな状況だという。
目撃者によると、この2人組の他に仲間と見られる別の男2人がタクシーで待機していたという。
今回の銃撃事件についてビナイ市長は、政治的動機によるものだと述べ、元国軍兵士による犯行だと主張、マカティで特殊任務を実施する特別の権限を持った「タスクフォース・スパイダー」と「オペレーション・フェニックス」について側近から報告を受けており、このグループが襲撃したものだと確信していると話している。。
この側近は先月にも襲撃されている。なお、側近の親友である元市会議員も3月に射殺されている。
市長、役所に籠城 フィリピン大統領の停職命令に抵抗 2006年10月17日
フィリピンのアロヨ大統領は17日、マニラ首都圏マカティ市のビナイ市長に対し、職務停止命令を出した。市長は命令に抵抗、市役所に籠城(ろうじょう)する異例の事態になった。内務自治省が、市長の公金横領疑惑を捜査するための措置とされるが、反アロヨ派の有力政治家であるビナイ氏に対する政権の「いやがらせ」との見方も出ている。
フィリピンのアロヨ大統領の職務停止命令に抵抗し、市役所に立てこもり記者会見に応じるマカティ市のビナイ市長=AP
「市長に正義を」「市長よ、あなたはひとりではない」。マカティ市役所前にはいくつものテントが張られ、2000人余のビナイ氏の支持者がプラカードを持って集まった。反アロヨ派の野党連合でビナイ氏と共闘するコラソン・アキノ元大統領らも市役所を訪れ、ビナイ氏と支持者を激励した。
市長の疑惑は、架空の市役所職員に給料を支払う形で公金を横領した、というもの。地方自治法によれば、公選の公務員に汚職などの疑惑が出て捜査に支障をきたす恐れがあれば、大統領や知事が停職を命じることができる。
マカティ市は、外国企業も多く進出する首都圏のビジネスセンター。ビナイ氏は86年以来5期にわたり、市のトップを務める。05年にアロヨ氏への退陣要求が高まった際には、野党連合の反アロヨ集会に会場を提供し運動の立役者となった。
サン・フアン町長 「明日は我が身」 06/10/18
マカティ市のビナイ市長に対する停職処分措置は、政府が野党幹部を取り締まっていることを実証していると言われている。サン・フアン町のエヘルシト町長は火曜日、順番から考えると次は、自分が対象となる可能性があると発言した。
市長代行 血圧上昇 06/10/18
内務自治省、DILGの首都圏本部のフェラレン本部長がマカティ市長の代行管理者として席についた直後、医療チームが呼ばれた。63歳になるフェラレン本部長は、臨時執務室となった古いマカティ市庁舎の2階で医師の診察を受けた数分後、睡眠不足とストレスによって血圧が急上昇したと発表した。
(掲載した文章には、フィリピンインサイドーニュースはじめ、各誌に掲載された記事を引用させていただいています。ご了承ください。)
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