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ご皇室の十六菊の御紋章について

2020-04-18 10:18:45 | 天皇・国家
『 我ら日本人として 』 の中に ご皇室の十六菊の御紋章について、
谷口雅春先生が説かれておりますので、以下に、謹写させていただきます。

谷口雅春先生
『 我ら日本人として 』
157頁 
< 日本天皇の御本質は、それが十六菊の御紋章にあらわれているのであつて
これが天皇の実相であります。天地の八方( 即ち十六方向 )に ひろがるすべての
人民のコトバをキク( 菊、聴くの象徴 )ことによって、それを知ろしめすというのが、
日本天皇の実相である。

だから、すべての人民の声を聞こしめして、人民の心にあって治(おさ)めたまうところの
最も民主的な方が日本天皇であります。

そして十六菊は同時に蓮華蔵(れんげぞう)世界なる宇宙の実相である、ということが
本当に判(わか)った時に、荒ぶる八百万(やおよろず)の神々の立ち騒ぐ世界の姿が
無くなるのであります。これが 日本の実相であります。 >

163~164頁
さて 「 形あるものは、その内部生命の顕現である 」 という 「 心の法則 」 からいいますと、
日本皇室が「 十六菊 」 の御紋章を天皇の表象として備えていられるのは重大な意義がある
ということになるのであります。

「 十六菊 」とは 蓮華の相(すがた)の日本的変形であり、蓮華蔵世界の姿を
その御紋章に持っておられるのが日本の皇室なのでありますから、日本皇室の御使命は
ここにあらわれているのであります。

十六菊の御紋章は、とりも直さず中心帰一の宇宙の実相の姿であります。
釈尊が 「 菊花(きくか) 」 を示さず 「 蓮華 (れんげ)」 をお示しになったのは
熱帯地で菊花がないため代用せられたのであります。

形あるものは心の影(かげ)であり、眼(め)に見えない内部生命の内容が
形に現われているのでありますから、天皇の、日本天皇の御使命というものは、
あの十六菊の御紋章の中に自(おのず)から現れているのであります。

日本天皇の御使命は専制君主ではなく 十六方向の民(たみ)のコトバをキクコトによって
民の心を知りたもうて治(おさ)めたまうので、天皇が国を治めたまうことを
「 知ろしめす 」 と申すのであります。

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< そして十六菊は同時に蓮華蔵(れんげぞう)世界なる宇宙の実相である、ということが
本当に判(わか)った時に、荒ぶる八百万(やおよろず)の神々の立ち騒ぐ世界の姿が
無くなるのであります。これが 日本の実相であります。 >

162頁
「 唯一の中心に帰一することによって、はじめて現象界が実相の蓮華蔵世界と全く一つになり、
現象と実相とが、一つにピッタリと一致し、諸法は実相そのままということになるのです。
一つの中心に帰一する世界連邦の理念が蓮華蔵世界でります。」

163頁
< この「 中心帰一の円満調和の実相 」 は 未(いま)だ これが内にこもっているのであって、
蓮華の姿を 内に蔵しているだけであります。それは 「 未敷(みふ)の蓮華 」 ― いまだ開かれざる
蓮華であります。

これをひらかせる役目をせられるのが 「 未敷(みふ)の蓮華 」 を胸間(きょうかん)に
奉持(ほうじ)したまえる観世音菩薩であり、黙示録にあらわれたる白髪(はくはつ)の
「久遠(くおん)の基督(キリスト)」であり、生長の家の本尊とする神様であります。>





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