『 日本の歴史 本当は何がすごいのか 』 田中英道 著 扶桑社 発行
本書の英語版 『 History of Japan 』 がヨーロッパの出版社から発行されており、
著者が < 英語の堪能(たんのう)な岡崎久彦先生(元外交官)にお送りしたところ、
「 感銘を受けました。岡倉天心の『 茶の本 』と同じ意欲を感じます 」 と書かれた
お葉書 > を頂いているという。
田中英道氏は、次のように述べている。
日本の国史を語るとき、< 伝統の力 ( 伝統的価値の尊重 )、美への情熱 ( 美的価値へ
の注目 )、 宗教( 宗教性への回帰 ) > 、 この三つの力を強く感じるという。
<この三つの力が働いているからこそ、日本人の精神は安定しているのであり、
それが社会、政治、経済の基礎にあるからこそ、私たちは、日本人として世界で
生きていけるのです。>
本書は、< 通史 > と < コラム > という構成になっており、< コラム > では
エピソード等、内容について踏み込んだ記述となっている。
なお、著者は、日本国史学会 の代表理事でもあります。
http://kokushigaku.com/contents.html
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