ミスターポポの「のほほん日記」

のほほんと生活している中で、ふと感じる無駄話をぼちぼち書いていきます。

「眉毛をそってるから」負け

2006-07-30 | Weblog
「何かおかしい。」

中学総体で眉毛をそっていたことを理由に、「負け」にしていたらしい。

県中体連は大会前に、
「周りに不快感を与える服装」をした場合は、出場を認めない場合もあると、
連絡しており、それを適用した格好だ。

ただ、
それなら、参加した時点(開会式?)で、
注意するなり、出場停止にするなり、失格にするなりの対処をするべきで、
それを見過ごしていた県中体連にも責任があると思う。

また、
「不快感を与える服装」とは抽象的過ぎるだろう。
見る人の感覚によって左右されるルールは導入すべきでないと思う。


今回のように勝敗が入れ替われば、遺恨を残すのは目に見えている。
それを未然に防ぐことができなかったことが最大の汚点だと思うが...。

県中体連は「正しい判断をした」と胸を張るかもしれないが、
同時に自らの「監督不行き届き」を露呈した結果となったことを十分認識して欲しい。


また、
試合が終わってから「アピール」というのも後味が悪い。
対戦チームも「不快だ」と思うのなら、やる前に「アピール」すべき。
悔しい気持ちも分からんでもないが、都合がよすぎる。

本当に「周りに不快感を与える服装」だったかも知れないが、
単なる「負け犬の遠吠え」としか聞こえない。

本人・対戦チーム・県中体連それぞれ、言い分・落ち度があると思うが、
この事件を今後にしっかり役立ててもらいたい。

「眉毛をそってるから」負け 鹿児島の中学総体
2006年07月29日11時00分

 鹿児島県中学校総合体育大会バドミントン競技女子団体戦の準々決勝で、眉毛を
そっていたことを理由に、試合に勝った生徒を負けたことにしていたことが28日、
わかった。その結果、団体戦の勝敗も覆ったという。教育関係者からは
「スポーツと生活指導を一緒にしている」と疑問の声があがっている。

 同県中学校体育連盟によると、25日に開かれた大会の女子団体戦準々決勝で、
鹿児島市内の伊敷台中と伊敷中が対戦した。

 団体戦はダブルス、シングルス、ダブルスの計3回対戦し、先に2勝した方が
勝ち進む。伊敷中が2―0で勝ったが、試合後、伊敷台中の選手が
「眉毛をそっている生徒がいる」と県中体連側に訴えたという。

 県中体連は大会前に、髪を染めたり、眉をそったりするなど「周りに不快感を
与える服装」をした場合は、出場を認めない場合もあると、各校に知らせていた。

 生徒指導を担当する「専門部」が協議し、眉をそっていた最初のダブルス戦の
選手を「負け」とし、1―1としたうえで、3試合目をさせることにしたという。
その結果、伊敷台中が勝ち、準決勝に進んだ。

 県中体連の吉ケ島隆良会長(59)は「眉をそった生徒には、守るべきものがある
ということを確認してほしかった。本人も認めており、人権侵害ではない」と話した。

 教育評論家の尾木直樹・法政大学教授の話 スポーツの大会では考えられない話。
身だしなみは試合と全く関係がなく、生活指導が先行しすぎている。
あいまいな規定を根拠に、主催者が権限を乱用したと言わざるを得ない。
指導は大会の外でやるべきだ。

asahi.com:「眉毛をそってるから」負け 鹿児島の中学総体 - スポーツ
http://www.asahi.com/sports/update/0729/092.html