ボブ・ディラン「ザ・ブートレグ・シリーズ1~3 1961-1991」


 

 先日観た映画「スティーブ・ジョブズ」のエンドロールで、ボブ・ディランの「シェルター・フロム・ザ・ストーム」が流れました。帰宅後、収録アルバムの「ブラッド・オン・ザ・トラックス」から始まり、持っている一連のディランのアルバムをずぅーと聴いて、ブートレグシリーズ1~3にたどり着きました。


 マーク・ノップラーがプロデュースした「インフィデル」はディランの最も好きなアルバムの一枚で、そのライナーノートで例の「ブラインド・ウイリー・マクテル」が外れたくだりを改めて読んで、聴いてみたいと思いました。


 で、アマゾンで検索したところ、何と普通に買えました。以前、検索したときには在庫なしの表示で、この海賊盤風のアルバムは売り切りで再プレスはしていないものと勘違いしていました。


 ブートレグシリーズでは8を愛聴していて、リラックスした雰囲気のアコースティックな美しい歌に聴き惚れていました。


 この3枚組のアルバムには、1961年から1965年のライク・ア・ローリング・ストーンの頃までの初期の録音が半分、その他、1970年代の血の轍前後の充実期、1983年のインフィデル前後の未発表曲、未収録録音が収められています。


 好みですが、後半が特にいいです。正規アルバムと同水準の魅力的な楽曲、録音が並びます。ようやく聴けたブラインド・ウイリー・マクテルは感動、納得です。マーク・ノップラーと共同制作した5曲はどれも素晴らしい。どうしてこれらがボツになったのか分かりません。


 私は歌詞の内容をほとんど追わない、サウンドだけのディランファンで、本当のファンからすればそんなバカなという聴き方かもしれませんが、フォーク、カントリー、ロック、ブルースとして美しく聴かせる音楽です。







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