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ムラヴィンスキー/レニングラード「ベートーヴェン 交響曲第4番」
音楽ショップで何度か試聴しましたが、何度聴いても素晴らしい音の響きにとうとう買ってしまいました。別に迷うこともなかったかもしれませんが、ベートーヴェンの第4番だと、どんなにいい演奏でも一度聴いてすぐに押入れ行きかなあと躊躇したのかもしれません。
音楽はこう響いてほしいなあという演奏、録音です。冒頭から大きく呼吸して、音楽が途切れずに自然に流れます。そこに厳しく強いリズム、メロディが刻まれます。これまでこの曲に持っていた優美なイメージに加えて、第3番、第5番に通ずるところのあるベートーヴェンらしい骨太さを感じます。ムラヴィンスキーは楽譜に忠実に音楽を再現する堅物なんだそうですが、決してつまらない教科書風の音楽ではなく、音楽が息づいています。神々しいばかりの美しさです。
普段は関心が続かずに聞き流してしまうのですが、この演奏は最後まで聞かせます。
以前から別のメーカーから発売されていた演奏のリマスター盤(?)なんだそうです。ほぼ同時期に収録された来日公演は聴いたことはありますが、こちらのほうが録音がよく、演奏内容がよく分かります。
第4番は、クライバー盤などしかあまり聴いたことはなく比較できませんが、これは間違いなく高水準の演奏です。
併録されている「ルスランとリュドミラ」序曲も迫力ある名演です。
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