2009讃岐うどん回想


 今年は高速道路1000円もあり讃岐うどんを食べに何度も香川県に行くことができました。気軽に讃岐うどん屋巡りを出来るというおいしい休日続きで幸せな1年だったと言えます。「さぬきうどん全店制覇攻略本2009年度版」にはお世話になりました。
 この1年間を振り返って特に印象に残った店を整理しました。それぞれの店は味で評価しているつもりですが、混雑度や行き易さやサブメニューの充実度など個人的な好き嫌いも影響しているので、当たり前ですがあくまで私にとっての特に好きな店リストです。

☆再訪やっぱり旨かった店

・彦江製麺所
・山田家本店
・山越
・竹清
・山下(善通寺)

 もう長い長い行列はウンザリですし、新興店の高レベルを知ると長時間行列はそもそも無駄です。ただ、山越は回転が早いので休日でも日を選べば許容範囲、竹清の雰囲気、天ぷらの旨さは残してほしいのでまだ諦め店ではないです。再訪したい店の中では谷川米穀店が未訪です。岡山にいる間に一度はと思っています。

☆最高に旨かった店(2009トップ5)

・須崎食料品店
・うどん一福
・上戸
・もり家
・おはらうどん

 今年の驚きは「全店制覇」にも載っていない店が結構あることを知ったことでした。その中でも「須崎食料品店」の店構え、これぞ製麺所の片手間というシステム、小麦粉の香りをふわっと感じる食感など美味しく面白かったです。惜しむべくは狭く家族でゆっくり食べられる雰囲気ではないので再訪しにくいところでしょうか(今回も車に家族を残して私一人で入店、食べました)。それといわゆるS級店以外でも極上のうどんが食べられることを知って選択肢が広がりました。待つのは嫌なので旨いうどんを並ばずにサクサク食べたいです。

☆次に旨かった店(2009トップ10)

・白川
・よしや
・安並
・SIRAKAWA
・わら家

 トップ5の店との差はほとんどありませんが、一応区分けした程度です。ここに載せていない店も含めて、ブログにアップした店に外れはないです。周っても周っても美味いうどん店ばかりなのでキリがないです。知人に聞かれると話すのですが、香川県ではうどん店のレベルが高いので美味くないとやっていけない、おそらくどの店も相応の水準にあるし、駐車場に2~3台以上停まっていたら間違いない、満車に近ければ知らない店でも絶対に食べるべきです。来年もまた瀬戸大橋を渡りそうです。

☆忘れられないサイドメニューなど

・麺通堂の卵 釜玉の黄身が濃くて旨みがあっていい卵でした。別物の釜玉になります。
・もり家の天ぷら 天ぷらは作り置きよりも揚げたての方が美味しいという当たり前のことを認識しました。私も妻も娘もチクワ天が大好きなので注文があってから揚げてくれる店のポイントは高いです。作り置きでも十分に美味しいのですが揚げたてのサクサク感は堪りません。
・もり家の接客 待たされましたがこの店の心配りの行き届いた接客を受けると待ったことなんて忘れてしまいます。一般店だから出来ることですが大混雑でテンテコ舞いの中でも客本位の姿勢は素晴らしいです。麺通団やガイド本に名店と評価・宣伝されていないのにあれだけ人が並ぶのはリピーターが多いからだと思います。
・斉賀製麺所の肉 肉ぶっかけは結構食べました。肉質では塩がま屋が本格的だったかなあと思いますが、斉賀がうまいと思った初めての香川県の肉うどんだったので印象に残っています。
・白川のダシ 白川で胃に優しく染み渡るダシの旨さを知った気がします。それまでは生じょうゆかぶっかけばかりでしたが、その後は所謂ひやひやが多くなりました。
・一福の店内レイアウト 家族4人でこれまではベビーカーも一緒だったので広い店がいいです。それに厨房が見渡せる作りは開放的で何をしているのか分かるので面白いです。基本的に讃岐うどん屋はどこもオープンなのですが、その中でも総合的には一福の店内構成に好感を持ったのを覚えています。感覚的な好みですが味も良かったので高感度は増幅します。


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