「ソーシャル・ネットワーク」

               


 ソーシャルネットワークサービスの「Facebook」を立ち上げたマーク・ザッカーバーグの成功物語。

 Facebookの原型を発案したグループを出し抜き、共同創業者を騙して追い出し、もう一人の協力者も罠に陥れる。ネットワークのオタクなのか、したたかな経営者なのか。映画では比較的好意的に描いていますがそれぞれの行為は相当ひどいです。

 Facebookの爆発的な広がりと怒り狂った関係者との訴訟シーンで構成されています。面白いですが、だから何なんだろうという後味はありました。実話ベースなので映画的、劇的なオチはありません。別に教訓、メッセージが欲しい訳ではないのですが、もう少し何か、何でしょうか・・・欠けているような。おそらく製作者も映画として成り立つのか疑心暗鬼で進めて作り上げたのではないでしょうか。
 とケチを付けても観る価値はあると思います。あっという間の2時間ちょっと、いろいろと勉強になります。SNSはもちろんのこと、オマケとして、音楽関係で目にしていてこれまで何なのか分からなかったナップスターがどういうものなのか少し理解できました。

 アカデミー前哨戦のゴールデングローブ賞で作品賞他を獲得したそうです。




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