ミューズ「ザ・レジスタンス」


 ビートルズのBOXを購入した際に貰った特典コイン(15枚)の使用期限が今月11日までなのでタワーレコードに出向きました。10枚あれば3ヵ月間のダブルポイントカードと交換できます。今のところCD・DVDを購入する予定もないし別にいいかなあと思ったのですが、こういう時に限ってまとめ買いが発生するかもしれないので、娘の気分転換も兼ねて街に出掛けました。

 特に購入したいディスクはなかったので店内を見回したところ、書籍コーナーにロック雑誌の新年号が並べられていて3冊共に特集が2009年ベストアルバム発表でした。洋楽ロックのベスト1は3冊ともに違っていて、しかもこちらの雑誌のベスト1が別の雑誌のトップ10にも入っていないという具合に割れていて面白かったです。
 ざっと立ち読みして1誌のナンバー1のグリーン・デイの「21世紀のブレイクダウン」と1誌のナンバー1であるミューズの「ザ・レジスタンス」を購入することにしました。最近のロックはよく分からなくて試聴で気に入っても何度も愛聴することは少ないので思い付きでの購入は控えているのですが、新年だし外れてもご祝儀です。

 早速聴きましたが、いやあ2枚ともスケールの大きい凄いアルバムです。親しみやすいメロディ、ギターリフ、アップテンポの分厚いドラミング、グルーブ感にこれは最近の常套手段なんでしょうかどこかで聴いたサウンド、引用がリピートされます。
 不知なのですがおそらく人気のプロデューサー、ミキサーを起用した作品なんだと思います。絶対に売れるという手堅いサウンドです。これまでの作品を聴いていないので(グリーン・デイは10年振り)キャリアの中でのこのアルバムの出来はよく分からないのですが好みのタイプです。これまでの代表作も聴いてみたくなりました。早速、ダブルポイントカードが役に立ちそうです。

 グリーン・デイは「二ムロッド」以来ですが相変わらずのたたみ掛けるようなガンガンロックが更にスケール大きくなっています。今のロック界を代表するバンドなんでしょうか。凄いです。

 ミューズは5作目らしいのですが初めて知り初めて聴きました。1曲目からはエレクトリックとロック融合のダンサブルな音楽かと思いきや、ショパンの引用、シャンソン、日本の演歌歌謡曲かと思うようなメロディがあったりと不思議な世界です。通常は多様さ、知性よりもシンプルなロック、ポップの方を好みますが、これは何なんだろうでも面白い。ワザとらしさ、クサさは感じません。多様なんだけどやっぱりロックなサウンドの大きさに浸れます。気に入りました。


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