「ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル」

              

 観てきましたトム・クルーズの「ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル」。いやー面白かった。凄い。個人的には史上最高のゾクゾク、ドキドキでした。

 このシリーズは確か1か2を観て、劇画的で作り物っぽいなという印象を持っていて、このパート4も観る予定はありませんでした。先日、劇場で予告編を観たところ、ドバイの超高層ビルから飛び下りるシーンでトム・クルーズ自らがビルの外に飛び出すところがスタッフの準備、監督のアクションからドキュメンタリー風に紹介されていました。え、これ自分でやったの!?と驚いてこれは観てみないとと気が変わりました。

 ブダペスト、モスクワ、ドバイ、ムンバイと世界中の都市を舞台に冒頭から息もつかせぬ、ド迫力のアクションシーンが続きます。何ども椅子から飛び上がりそうになりました。

 白眉は上記のドバイの超高層ビル130階からの飛び降り後のシーンです。高所恐怖症の人は画面を見ていられません。一体どうやって撮影したのか、当然CGも使っているとは思いますが実演のように見えます。この恐怖感は突き抜けています。以前ニューヨークで映画を観た際、観客が笑ったり叫んだり凄い反応で楽しんでいるのに吃驚しましたが、このシーンでは観客が絶叫して(ギャー)、拍手喝采(パチパチ)、感嘆(ワーオ)の連続であることが容易に想像できます。ここは日本なので声は出しませんが、スリルに体が凍りついて頭の中は真っ白、なんかモヤモヤが吹き飛びました。
 
 以前観たシリーズはもっと非現実的で大味でしたが、この作品は人間のギリギリのアクションを緻密に積み上げていて展開にも納得感があります。ドバイのシーンの後は若干、ストーリーが複雑になって私には理解が追いつかないところもありましたが、アクション映画なので少々のハテナがあっても問題はありません。

 映画会社から契約を切られたりとどうなったのか心配していたトム・クルーズですが、完全復活でしょうか。パート5があれば絶対に観ます。


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