「鮨一」(銀座)

          

 銀座「鮨一」です。ミシュラン最新版で星を一つ獲得しています。店主は久兵衛で修行された方のようです。

 煉瓦亭、白いバラの斜め前の小路の奥にあります。直前に電話したところ13時までならと席を確保できました。イヤホンを押して戸を開けてもらってから入店します。2階にあるカウンターには3人の職人さんがいて、奥が店主と若手、手前にもう一人の握り手がいます。私は手前の方に握ってもらいました。

 3千円、5千円、8千円の昼コースもあるのですが、刺身や料理は不要なので、お任せ15貫くらいでお願いしました。飲み物は熱燗です。この店にはサービスをするスタッフが3名いて、連絡したり、飲み物を用意したりしています。

 この店のガリも先日のすし善同様に生姜のブロックを切って出してくれるシャキシャキした食感のものです。高級店はどこもこれなんでしょうか。

 ネタに醤油(でしょうか)を塗り、スダチを振ってからぎゅっと両手で握るお鮨です。よく写真で見てきた芸術的な形のお鮨。見た目はいいし、ほろっとシャリが解けて味も最高です。ネタの表面のつるっとした食感が特徴です。美味しいです。

 いただいたのは(おそらく・・・)、マコガレイ、シマアジ、ノドグロ、ヤリイカ、タチウオ、コハダ、ヅケ、トロ、トリ貝、シャコ、うに。最高です。

 で、ラストスパートに向けて2本目のお酒を頼んだところで、小椀にマグロとイクラを載せた小さな丼風のものとお椀(味噌汁)が出されました。あれ?

 注文した際に15貫ですねと繰り返されたのですが、他のスタッフには「お任せピンで」とも伝えていて、ピンって10のことじゃないのかなあ、10以上を指しているんだろうかと少し不安だったのが的中しました。お椀がでたので今更確認するのもアレなので、そのままです。熱燗をガブ飲みして小丼とお椀をいただきました。すると、「最後に穴子と海老などいかがですか」。え?

 お椀って最後じゃないのかなあ、追加で食べたいかどうかはその前に訊かれるような・・・。それでも、そういえば出ていなかった穴子を食べずに帰るわけにもいかないのでお願いして、車海老と穴子(ツメと塩)をいただきました。美味しかった。

 その後に、かんぴょう巻きと玉子焼きが出てオシマイです。あれ?やっぱり15貫だったのかなあ、小丼も含めると15~16品だし、お椀を途中に挟むこともあるんでしょうか。

 最後がバタバタとなってしまいましたが、芸術的な形と味の握りであったことには違いありません。

 値段については、他の店もそうなのですが、明細がないとはいえ(すし善はありました)、お酒を飲んだりすると何となく一部サービスされているように思えるところもあったりして明記するのもどうかと思うので記載はしません。ブログ的には肝心な情報ではありますがご了承ください。個人的なモノサシですがコストパフォーマンスが悪い店ならアップしません。


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