大好きなクラシック音楽、本、美味しいお店、旅行などの記録です。
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山崎浩太郎『クラシック ヒストリカル108』
平成6年から平成10年くらいの間にクラシック音楽に夢中になって渋谷、六本木、新宿、池袋の音楽ショップに通いました。特にHMVとタワーレコード。HMVでは「はんぶる」というフリーペーパーを配布していて楽しみでした。それの執筆者だった山崎浩太郎氏です。
ショップの顔のように大々的に売られていた海賊盤がどうしてある時期から売られなくなったのかを思い出したくて再読(手元にもうなかったので再購入)です。
あぁそうだったと思い出した後、ディスク紹介のページを読んでいてどうしても聴きたくなったのはマノンレスコーとムーティ指揮のアイーダです。
ただ、悩ましい問題にぶち当たります。ミートゥー運動のセクハラ問題でレバインやドミンゴ、ウクライナ紛争関係でゲルギエフが追放扱いになり、私も許せないので持っていたディスクは全て屋根裏部屋行きとしました。
この3人の演奏、録音には超絶盤も沢山ありますが代替できるディスクもあるのでこれまで何とかなりました。それでもどうしても聴きたいディスクにテノールのプラシド・ドミンゴが入っていることが多々あります(イタリアものだけでなくワーグナーも歌い出してそれが絶品だったので悩み深刻)。
シノーポリ、フレーニ、ムーティ、トモワシントウは何も悪くない訳だしと心を整理して久しぶりに聴きました。
ドミンゴの声は伸びやかで甘く艶っぽくて堪らないです。ただ、いいのはドミンゴだけではなく全てが最高な訳でこれらのディスクを今後一切聴かないのもちょっと辛いです。
クラシック音楽の専門誌では定期的に優秀ディスク推薦の特集を組みますが、今後、ドミンゴ、レバイン、ゲルギエフ、デュトワのディスクはどう扱うのでしょうか。散々名盤を出しておいて、その看板役が追放になるとはほとほと困ってしまいます。
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